【こちらメルボルン】2大イベント、テニス+サッカー

大会初日にリリースされた「モバイルチケット」の情報はあっという間に知られて、2日目にはチケット売り場の長蛇の列がほぼなくなりました。今年からスマートフォンなどのモバイル・デバイスからチケットが購入でき、ペーパーレスで入場できます。

チケット売り場はガラガラ。

そうすると今度は、すでにチケットを持っている人たちが多くなり、会場への入場口がたいへんなことに。

この列はトラムの線路に沿って何百mと伸びて、トラムが停留所に到着しても人が降りられない状況になりました。これは改善が必要ですね。

男子シングルス1回戦、錦織圭対ニコラス・アルマグロ(スペイン)戦の観客席。

全豪は日本からの観戦者が多い大会と言われていますが、今回はいつもと違って青いシャツの方たちを多く見かけます。

20日はサッカーのアジアカップ、日本対ヨルダン戦が全豪会場のすぐ近くで夜8時から行われるため、日中はテニス観戦して、その後、サッカー観戦という方が多くいらっしゃいました。

ある方は主要イベントに合わせて海外旅行を楽しんでいると言い、今回の旅行はテニスとサッカー観戦。また、ある方はサッカー日本代表の行くところならどこまでも…と、今回は時間があったのでテニス観戦に来たそうです。

そのサッカーファンとテニスファンが一致団結して大きな力を発揮した試合が、男子シングルス1回戦、添田豪対エリアス・ウマー(スウェーデン)戦です。その時間帯は会場内で一番目立っていたかもしれません。

伸び盛りの18歳、ウマーを相手に添田は1-6 6-4 4-6 6-3 6-3の逆転勝利。3時間30分のロングマッチを勝ちきり、2年ぶり2度目の初戦突破です。

「勢いがある相手だとわかっていた」と準備していた添田ですが、5セット戦うのは体力的にも精神的にも相当きつかったはずです。その添田をあと押ししたのが日本の応援団。

「日本の方が相手(スウェーデン)に対抗していって団結力を増していった。日本はおとなしい方が多いので珍しいこと。負けていなかった。燃えましたね」と添田。

これは添田から応援してくれたみなさんへのメッセージですね。

試合後「テニス楽しい〜!」と叫んでいたサッカーのみなさん、またテニスに力を貸してください。

添田戦の横で男子シングルス1回戦、守屋宏紀対ジャージー・ヤノビッチ(ポーランド)も行われていました。昨年の全米に続いて、4人本戦出場となった日本男子の一人が守屋です。予選決勝で敗れた守屋ですが、ファン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)が左手首の故障で欠場したため、ラッキールーザーで本戦入りとなりました。

身長203cmのヤノビッチのサービスを、

身長172cmの守屋が“タタンッ”と得意のライジングで返し、

サービスを打ったあと、大きくベースラインの中に入るヤノビッチは、足元に返ってきたリターンに反応できません。

これを何度も繰り返すヤノビッチに、「?」でしたが、ようやく気づいて修正をすると、守屋の展開力に乱れが出て差をつけられてしまいました。6-7(5) 6-2 3-6 5-7で敗戦。

ヤノビッチは2013年ウインブルドン・ベスト4。その相手と速いハードコートでしっかり打ち合った経験は守屋にとって大収穫でしょう。

(編集部A)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

タグ:

Pick up

Ranking of articles