DAY4&5 フレンチ・オープン日記「アン・ドゥ・トロ~ワ」

左膝をテーピングで固め、痛み止めの注射を打って臨んだ森上選手。
患部は半月板付近の軟骨と神経が集まり非常に繊細な部分で、
痛みは想像できないほどでしょう。手術をしないと完治は望めない状況も、
今季の大きな目標に挙げてきた北京五輪のために、コートに立ちました。
しかし、この日の敗戦で北京はむずかしい状況となり、
あとは神頼みに。来週に7万5千ドルをエントリーしているものの、
膝のことを考えて帰国する予定のようです。
通常ならとてもコートに立てないほどのケガで、すべてを賭け、覚悟を決めての出場。
ちなみに、北京に出場するには、
ロラン・ギャロス終了後の6月9日発表の世界ランキング56人と、
残りは、地域や国に与えられる枠の状況等によって変化します。
現在69位だけに、1回戦を勝って出場圏内に入っておきたかったのです。

対戦相手は、チェコの18歳、183cmのクビトヴァ。
パワーはあるが、足の状態がよければ問題にしなかった相手。

大会5日目は、杉山選手の2回戦。
相手は、ベラルーシの19歳、182cmのゴボルツォワ。
結果はストレート負けとなり、日本人選手が消えました。
第2セットは競る展開でどちらが抜けだしてもおかしくない状況でしたが、
雨中の戦いは、相手の重い球質をさらにタフなものにしたようです。
欧州では、クレー育ちということはあるにしても、
サイズのある若手が台頭してきました。

アディダスカップの昼食バイキングで大好評だったのが、
ブラウニーのカスタードソースがけ。
パリでは、何でもソースが命みたいですが、
天津飯には甘酢派です。

(こちらテニマガ編集部F、ただいまパリで取材中)

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