男子テニスの国別対抗戦、「デビスカップ by Rakuten」のファイナルズ予選「オーストラリア対ブラジル」（3月6、7日／オーストラリア・南オーストラリア州アデレード／ハードコート）でジョン・ミルマン（オーストラリア）が1セットダウンから巻き返してチアゴ・ザイブチ ビルチ（ブラジル）を4-6 7-6(0) 6-2で倒し、オーストラリアが2勝0敗で初日を終えた。

　19歳のザイブチ ビルチは、先週のサンティアゴでATPツアー初タイトルを獲得したばかりだった。

　それに先立つ第1シングルスでは、ジョーダン・トンプソン（オーストラリア）がチアゴ・モンテーロ（ブラジル）を6-4 6-4で下してオーストラリアが先勝していた。

　ミルマンはザイブチ ビルチに対して第1セットで2-5と劣勢に立たされ、そのあと観客に緊急の処置を要する病人が出たため試合は25分の間中断された。第1セットを先取したザイブチ ビルチは第2セットでも第5ゲームでミルマンのサービスゲームを破り、次のゲームでふたつのブレークポイントを凌いで4-2とリードした。

　そのあと5-4からサービング・フォー・ザ・マッチを迎えたザイブチ ビルチは、ふたつのブレークポイントをセーブした。しかしミルマンは3つ目のチャンスをものにして5-5と追いつき、もつれ込んだタイブレークでは1ポイントも与えない完璧なプレーで第2セットを奪い返した。

2020デビスカップ by Rakuten ファイナルズ｜トーナメント表

　今回のオーストラリアは、自国のトップ2を欠いてプレーしている。ニック・キリオス（オーストラリア）が左手首を故障して先週の先週のメキシコの大会で棄権を余儀なくされ、アレックス・デミノー（オーストラリア）はオーストラリアン・オープン欠場の原因だった腹筋の故障を悪化させてしまった。

　土曜日にはダブルスでジェームズ・ダックワース／ジョン・ピアース（オーストラリア）がマルセロ・デモリナー／フェリペ・メリジェニ ロドリゲス アウベス（ブラジル）と対戦し、それに相手を入れ替えたシングルスが続くことになる。

　コロナウイルスの拡散を防ぐ試みとして、金曜日の試合中にボールボーイとボールガールは選手にタオルを手渡さなかった。タオルは各コート後方の広告看板の後ろに置かれたままとなり、選手はボールパーソンに手渡してもらうことなく自分でタオルで取りにいって顔や腕の汗を拭いた。

　国際テニス連盟（ITF）は金曜日に出したAP通信への声明文の中で、ボールパーソンが試合中に選手にタオルを手渡さないという決断は各国独特の状況に応じて大会開催者によって下されたと述べた。

「ITFは新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の進展の様子を監視するためのチームを結成し、そのチームが毎日いかなる措置が取られるべきかを判断する。ITFはデビスカップの対戦のたびに地元の主催者と話し合い、タオルを手渡すか否かといったコート上の処置を決めるよう大会レフェリーに頼んだ」とITFは説明した。

　この対戦の勝者は、11月にスペイン・マドリッドで開催されるデビスカップ・ファイナルズへの出場権を手にすることになる。(C)AP（テニスマガジン）

※トップ写真はジョン・ミルマン（オーストラリア）
ADELAIDE, AUSTRALIA - MARCH 06: John Millman of Australia celebrates winning the match during the Davis Cup Qualifier Tie singles match between John Millman of Australia and Thiago Seyboth Wild of Brazil at Memorial Drive on March 06, 2020 in Adelaide, Australia. (Photo by Mark Brake/Getty Images)

内山靖崇がキロスに競り負け、日本は初日2連敗 [デビスカップ日本対エクアドル] - テニスマガジンONLINE｜tennismagazine.jp

男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten」のファイナルズ予選「日本対エクアドル」（3月6、7日／兵庫県三木市・ブルボンビーンズドーム／室内ハードコート）の第2試合で日本の内山靖崇（北日本物産：単90位）がエクアドルのロベルト・キロス（単276位）に6-7(4) 6-2 6-7(8)で競り負け、エクアドルが2連勝を飾った。試合時間は2時間31分。

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故障者続出のオーストラリアがブラジルと対戦 [デビスカップ・ファイナルズ予選] - テニスマガジンONLINE｜tennismagazine.jp

男子テニスの国別対抗戦、「デビスカップ by Rakuten」のファイナルズ予選「オーストラリア対ブラジル」（3月6、7日／オーストラリア・南オーストラリア州アデレード／ハードコート）に臨むオーストラリアはトップランクの選手が故障に苦しむ中、望みはジョーダン・トンプソンとジョン・ミルマンにかかっている。

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世界182位の19歳ザイブチ ビルチがツアー初優勝 [チリ・オープン] - テニスマガジンONLINE｜tennismagazine.jp

ATPツアー公式戦の「チリ・ダヴメン+ケア・オープン」（ATP250／チリ・サンティアゴ／2月24日～3月1日／賞金総額67万4730ドル／クレーコート）の男子シングルス決勝で、ワイルドカード（主催者推薦枠）で出場したチアゴ・ザイブチ ビルチ（ブラジル）が第2シードのキャスパー・ルード（ノルウェー）を7-5 4-6 6-3で倒し、ATPツアー初初優勝を果たした。試合時間は2時間16分。

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キリオスとデミノーがブラジル戦の代表チームから離脱 [デビスカップ・ファイナルズ予選] - テニスマガジンONLINE｜tennismagazine.jp

男子テニスの国別対抗戦、「デビスカップ by Rakuten」のファイナルズ予選「オーストラリア対ブラジル」（3月6、7日／オーストラリア・南オーストラリア州アデレード／ハードコート）に出場予定だったニック・キリオスとアレックス・デミノーが、オーストラリア代表チームから外れることになった。

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前年覇者キリオスが途中棄権で初戦敗退 [メキシコ・オープン] - テニスマガジンONLINE｜tennismagazine.jp

ATPツアー公式戦の「アビエルト・メキシカーノ・テルセル」（ATP500／メキシコ・アカプルコ／2月24～29日／賞金総額200万845ドル／ハードコート）の男子シングルス1回戦で、第6シードのニック・キリオス（オーストラリア）がユーゴ・アンベール（フランス）と対戦したが、第1セットを3-6で落としたあとに手首の故障を理由に棄権した。試合時間は31分。

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日本対エクアドルは無観客で開催 [デビスカップ・ファイナルズ予選] - テニスマガジンONLINE｜tennismagazine.jp

日本テニス協会は26日、兵庫県三木市（ブルボンビーンズドーム）で3月6日、7日に開催予定の男子テニス世界国別対抗戦「2020デビスカップ by Rakuten ファイナルズ予選『日本対エクアドル』 」について、新型コロナウイルス感染拡大の影響にともない、国際テニス連盟（ITF）と協議した結果、無観客で開催することを決定した。

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地元期待のデミノーが腹筋の故障のためオーストラリアン・オープン欠場へ - テニスマガジンONLINE｜tennismagazine.jp

オーストラリア期待の星、20歳のアレックス・デミノー（オーストラリア）が腹筋を痛めたことを理由にオーストラリアン・オープン出場を取り消した。

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