こちらテニマガ編集部、1回戦の錦織圭対フレイシュマン戦、取材してきました。

17歳にしてプロ転向を発表したニシコリ・ケイのプロデビュー戦が先ほど終わり、
7-6、3-6、1-6で敗れ、残念ながら初戦勝利を飾れませんでした。

相手は世界ランキングで145位の格上選手(ニシコリは253位)。
しかし、内容は互角で、ときに潜在能力の高さを感じさせるショットも披露して
観客を大いに喜ばせてくれました。
プレー内容の豊富さに
将来の活躍をイメージされた方はきっと多かったに違いありません。

しかし、一方で、厳しい目で見れば、
精神面、特に集中力に波が見えてしまうことや、
サービス力、バックハンドの精度に課題が見えました。
でも、彼にはそれを忘れさせるくらいの
ベースラインの後方から、サイドライン外からエースが狙える
“ビッグフォアハンド!”があるんです。
それだけではなく、サーブ&ボレー、
意表をついたネットのとり方、
ドロップショットをはじめとするタッチショットの混ぜ方と
まあー、いろいろ“手”があるんです。
見ていて楽しいプレーヤー。
彼の引き出しはこれからますます増えていくことでしょう。

シングルスは敗れてしまいましたが、ダブルスに添田豪と組んでこれから出場します。
まだご覧になっていないというあなた、間に合いますよ。
試合予定はコチラでチェックしてくださいね。

ちなみに錦織/添田の1回戦の相手は鈴木貴男/ベンジャミン・ベッカー。
わおっ! これは見逃せないカードだ!

     ↓大会前夜祭のニシコリ対フェラー(世界9位)の公開練習より。
      観客のみなさんが身を乗り出し、食い入って見ていたのが印象的。

(編集部)

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