マレーはベルダスコに敗れて3試合ぶりの勝利ならず [bett1HULKS室内]

※写真はアンディ・マレー(イギリス)(Getty Images)

ATPツアー公式戦の「bett1HULKS室内」(ATP250/ドイツ・ケルン/10月12~18日/賞金総額32万5610ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス1回戦で、アンディ・マレー(イギリス)がこのところ不調だったベテランのフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)の手によってまたも早期敗退させられた。ベルダスコはマレーのサービスの弱さに付け込み、深夜過ぎに終わった試合で6-4 6-4の勝利をおさめた。
 
 33歳のマレーより年齢が高い数少ない大会出場者のひとりだった36歳のベルダスコは、マレーのサービスゲームを4度ブレークした。そのうち1度はラブゲームで、他の3度は1ポイントしか与えなかった。

 マレーはUSオープンは2回戦で、フレンチ・オープンでは1回戦で敗れた。彼は双方のグランドスラム大会、そしてこのケルンにもワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した。この日の敗戦は彼にとって、デビスカップ以外では2015年のATPファイナルズ以来となる室内ハードコートでの黒星だった。

 この勝利によりベルダスコは、1月のオーストラリアン・オープンからの4連敗を終わらせた。これは新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの中でツアーが再開して以来、ベルダスコにとって2試合目だった。再開後の初試合は、先月のローマ予選でのダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)に対する一方的な敗北だった。

 ベルダスコは次のラウンドで、第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 第8シードのマリン・チリッチ(クロアチア)はマルコス・ギロン(アメリカ)を6-2 4-6 6-3で下した試合で、初戦敗退を避けるために大いに奮闘しなければならなかった。ギロンは予選決勝で敗れたが、チリッチの初戦の相手となるはずだったリカルダス・ベランキス(リトアニア)が棄権したためぎりぎりになってラッキールーザーとして本戦に滑り込んだ。

 チリッチは2回戦で、エミール・ラウスビュオーリ(フィンランド)を7-5 6-4で破って勝ち上がったアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)と対戦する。

 カイル・エドマンド(イギリス)は8本のサービスエースを決めたビッグサーバーのロイド・ハリス(南アフリカ)に5-7 6-7(1)で競り負け、予選勝者のハリスがスティーブ・ジョンソン(アメリカ)に対する2回戦に勝ち進んだ。

 そのほかの試合では、ジル・シモン(フランス)がマートン・フチョビッチ(ハンガリー)を6-0 6-3で退け、予選勝者のヘンリー・ラクソネン(スイス)はワイルドカードで出場したダニエル・アルトマイアー(ドイツ)に3-6 6-3 7-6(5)で競り勝った。

 2回戦では、シモンが第2シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)と、ラクソネンは第3シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦する。

 この大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックのため特にアジアで多くの大会がキャンセルとなった中で今年のみ開催の大会としてATPツアーの暫定カレンダーに組み込まれ、市の主催で2週連続で開催される最初の大会となる。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はアンディ・マレー(イギリス)
COLOGNE, GERMANY - OCTOBER 13: Andy Murray of Great Britainr looks dejected after losing the match between Fernando Verdasco of Spain and Andy Murray of Great Britain two of the Bett1Hulks Indoor tennis tournament at Lanxess Arena on October 13, 2020 in Cologne, Germany. (Photo by Christof Koepsel/Getty Images)

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写真◎Getty Images

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