“クレーの王様”が2010年から愛用するリシャール・ミルの腕時計

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)との決勝を6-0 6-2 7-5のストレートで制し、フレンチ・オープン13度目の優勝、ロジャー・フェデラー(スイス)と並ぶグランドスラム優勝回数史上最多タイとなる20回という偉業を達成したラファエル・ナダル(スペイン)。

 力強いサービスエースで勝利を決めると、ネット越しにジョコビッチと称え合ってからベンチにラケットを放り投げ、コートに戻って両手を突き上げた。そして、いつものように勝利の喜びにシャツを噛み締めた。


 
 決勝が行われたセンターコート、フィリップ・シャトリエ・コートに初めて足を踏み入れたのは2005年の19歳のとき。それから勝利を積み重ね、今大会で大会通算100勝2敗という圧倒的な強さを見せてきた。

 キャリア通算999勝目の記念すべき勝利を手にした“クレーの王者”の右手首にはリシャール・ミルの最新作『RM 27-04 トゥールビヨン ラファエル・ナダル』。2010年から愛用するこのブランドはナダルにとって欠かせないものとなっている。

 重さわずか30gながら12,000gを超える加速度に耐えられ、激しいラリーにも負けない強度を誇る。ケースの素材は革新的な「TitaCarb®」。高性能ポリアミドにカーボンファイバーを38.5%含有することで強化している。


 
「僕がコートにいるとき、リシャールと僕が目指しているものは同じ。すべての腕時計がとてつもなく軽く、自分の手首に完璧にフィットすることだ。この必須である2つの要素を彼らは完璧に提供してくれている。その上、この時計は驚くほど耐久性も優れている。テニスはとても乱暴に腕や手首を動かすからね」とナダルはその付け心地や耐久性を絶賛している。


 ナダルが愛用する『RM 27-04 トゥールビヨン ラファエル・ナダル』の表面と裏面のデザイン

 ナダルは機能性だけでなく、そのデザイン性にも惚れ込んでいるようだ。

「リシャール・ミルの腕時計は、裏から見たほうが美しいとよく言われている。なぜかって? 表の面にも技術的な要素がたくさん詰まっているけど、まずは時間がわからなければならない。裏面は、隠されているものが何もない。いわば剥き出しの状態になっている。“まさしく生きているようにね”」

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