トップ100圏外のムゼッティとペトロビッチがベスト4に躍進 [サルデーニャ・オープン]

※写真はローマの大会でのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)(Getty Images)

ATPツアー公式戦の「フォルテ ビレッジ・サルデーニャ・オープン」(ATP250/イタリア・サルデーニャ島サンタ マルゲリータ ディ プーラ/10月12~18日/賞金総額27万1345ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準々決勝でダニロ・ペトロビッチ(セルビア)がフェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)を7-6(1) 6-1で倒してベスト4入りし、ぎりぎりになって掴んだ出場権を最大限に活用し続けている。
 
 第1シードだったファビオ・フォニーニ(イタリア)が新型コロナウイルス(COVID-19)の検査で陽性反応を示して棄権したため、ペトロビッチはラッキールーザーとして本戦に滑り込んだ。世界ランク166位で28歳のペトロビッチは、これまでATPツアー本戦でプレーしたのは1試合のみだった。

 ペトロビッチは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した2018年フレンチ・オープン準決勝進出者のマルコ・チェッキナート(イタリア)と対戦する。チェッキナートはこの日、第4シードのアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)を4-6 6-1 6-1で退けた。

 そのほかの試合では、ツアーレベルでは初の準々決勝に臨んだ18歳のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)がヤニック・ハンフマン(ドイツ)を6-2 6-4で、ラスロ・ジェレ(セルビア)はイリ・ベセリ(チェコ)を6-4 6-4で下し、勝ち上がった両者の準決勝での対戦が決まった。

 世界143位で今大会にワイルドカードで出場したムゼッティは、先月のイタリア国際で元トップ5のスタン・ワウリンカ(スイス)と錦織圭(日清食品)を続けて破って注目を集めた。

 この大会はパンデミックのため特にアジアで多くの大会がキャンセルとなった中、今年のみ開催の大会としてATPツアーの暫定カレンダーに組み込まれた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はローマの大会でのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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