チェッキナートが地元優勝に王手、ムゼッティは準決勝を途中棄権 [サルデーニャ・オープン]

※写真はローマの大会でのマルコ・チェッキナート(イタリア)(Getty Images)

ATPツアー公式戦の「フォルテ ビレッジ・サルデーニャ・オープン」(ATP250/イタリア・サルデーニャ島サンタ マルゲリータ ディ プーラ/10月12~18日/賞金総額27万1345ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したマルコ・チェッキナート(イタリア)がダニロ・ペトロビッチ(セルビア)を6-1 6-0で退け、約20ヵ月ぶりの決勝進出を決めた。

 2018年フレンチ・オープン準決勝進出者のチェッキナートは、昨年2月にブエノスアイレス決勝でディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)を倒してタイトルを獲得していた。

 ペトロビッチは第1シードだったファビオ・フォニーニ(イタリア)が新型コロナウイルス(COVID-19)の検査で陽性反応を示して棄権したため、ぎりぎりになってラッキールーザーとして本戦に滑り込んでいだ。世界ランク166位で28歳のペトロビッチは、これまでATPツアー本戦でプレーしたのは1試合のみだった。

 日曜日の決勝でチェッキナートが対戦するのは、18歳のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)が右肘の故障で途中棄権したため勝ち上がったラスロ・ジェレ(セルビア)に決まった。ジェレは第1セットを落としたあと挽回し、2-6 6-2 4-1とした時点でムゼッティがリタイアした。

 世界143位で今大会にワイルドカードで出場したムゼッティは、ツアーレベルの大会で準々決勝以上のラウンドでプレーしたのは今回が初めてだった。彼は先月のイタリア国際で、元トップ5のスタン・ワウリンカ(スイス)と錦織圭(日清食品)を続けて破って注目を集めていた。

 この大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックのため特にアジアで多くの大会がキャンセルとなった中、今年のみ開催の大会としてATPツアーの暫定カレンダーに組み込まれた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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