トップシードのサバレンカがスロースタートを克服して初戦に勝利 [リンツ女子]
第1セットで一時1-4とリードされていたサバレンカはそこから本調子を取り戻し、続く5ゲームを連取した。第2セットは双方の選手が途中でブレークを交わし合ったあと、サバレンカが4-4から4度目のブレークを果たすと次のゲームをキープして試合を締めくくった。
世界11位のサバレンカは9月のストラスブールで4強入りし、10月にはオストラバでキャリア7つ目のタイトルを獲得するなどここ12試合で10勝を挙げている。
サバレンカは次のラウンドで、ヴィクトリア・クズモバ(スロバキア)を7-6(3) 6-3で破って勝ち上がった予選勝者のシュテファニー・フェーゲレ(スイス)と対戦する。
2018年優勝者のカミラ・ジョルジ(イタリア)はサラ・ソリベス トルモ(スペイン)に苦戦を強いられたが、2時間38分の戦いの末に6-3 5-7 6-4で勝利をおさめた。第2セットで1-4と劣勢に立たされていたジョルジは、試合を通して9本のダブルフォールトを犯した。
そのほかの試合では、アランチャ・ラス(オランダ)、バーボラ・クレイチコバ(チェコ)、ソラナ・シルステア(ルーマニア)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した元世界2位のベラ・ズボナレワ(ロシア)、予選勝者のヤナ・ファット(クロアチア)が2回戦に駒を進めた。
この大会は通常であれば10月に開催されるが、今年は11月に日程が変更になった。当初は厳格な新型コロナウイルス(COVID-19)のプロトコルを実施した上で1日1000人までの観客動員を予定していたが、感染状況の悪化を受けて政府が対策を強化したため無観客で行われることになった。(C)AP(テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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