決勝はともにツアー初優勝を目指すシンネルとポスピショルの対決に [ソフィア・オープン]

写真はロッテルダムの大会でのバセック・ポスピショル(カナダ)(Getty Images)

ATPツアー公式戦の「ソフィア・オープン」(ATP250/ブルガリア・ソフィア/11月8~14日/賞金総額38万9270ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準決勝が行われ、19歳のヤニク・シンネル(イタリア)とバセック・ポスピショル(カナダ)が決勝に駒を進めた。

 シンネルが第5シードのアドリアン・マナリノ(フランス)を6-3 7-5で下し、ポスピショルはリシャール・ガスケ(フランス)を6-7(6) 6-2 6-0で振りきった。決勝で対戦する両者は、今回が初対戦となる。

 昨年11月に開催された男子21歳以下のトップ8対決「Next Gen ATPファイナルズ」(イタリア・ミラノ/室内ハードコート)で第3代チャンピオンに輝いたシンネルは、ATPツアーでは2度のベスト4がこれまでの最高成績だった。

 30歳のポスピショルは2月のモンペリエ(ATP250/室内ハードコート)以来の決勝で、ツアーレベルのシングルスでは初のタイトルを目指している。過去のツアー決勝での戦績は、0勝2敗となっている。

 ダブルスでは第1シードのユルゲン・メルツァー(オーストリア)/エドゥアール・ロジェ バセラン(フランス)がトミスラフ・ブルキッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)/マリン・チリッチ(クロアチア)を7-5 6-4で倒して決勝進出を決め、シーズン末のトップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/室内ハードコート)の出場権を確保した。

 メルツァー/ロジェ バセランはジェイミー・マレー/ニール・スクプスキー(ともにイギリス)とATPファイナルズの最後の一席を争っていたが、決勝に進出したことで逆転される可能性がなくなった。マレー/スクプスキーが出場権を得るためには、メルツァー/ロジェ バセランが準決勝までに敗れた上でタイトルを獲得する必要があった。

 そのあとメルツァーが肩のケガを理由に決勝を棄権したため、第2シードのマレー/スクプスキーの優勝が決まった。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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