サバレンカが第30回大会を制し、ハレプに並ぶ今季3勝目 [リンツ女子]
22歳のサバレンカがWTAツアーのシングルスでタイトルを獲得したのは3週間前のオストラバ(WTAプレミア/室内ハードコート)に続いて通算8度目で、短縮された2020年シーズンで3勝を挙げたのはシモナ・ハレプ(ルーマニア)に続いてふたり目となる。
この結果でサバレンカは、メルテンスとの対戦成績を4勝2敗とした。今シーズンは2月にドバイ(WTAプレミア/ハードコート)の2回戦で対戦し、サバレンカが6-4 6-3で勝っていた。ふたりはツアーで頻繁にダブルスを組んでいる間柄で、昨年のUSオープンではともに初のグランドスラム制覇を果たした。
今大会でのサバレンカは、1回戦でジャスミン・パオリーニ(イタリア)を6-4 6-4で、2回戦で予選勝者のシュテファニー・フェーゲレ(スイス)を6-0 6-3で破り、準々決勝は予選勝者のオセアン・ドダン(フランス)が足首のケガにより第2セット途中で棄権したため勝ち上がり、準決勝ではバーボラ・クレイチコバ(チェコ)を7-5 4-6 6-3で破って決勝進出を決めていた。
これに先立ち行われたダブルス決勝では、第4シードのアランチャ・ラス(オランダ)/タマラ・ジダンセク(スロベニア)が第1シードのルーシー・ラデッカ/カテリーナ・シニアコバ(ともにチェコ)を6-3 6-4で退け、同ペアで今季2度目の優勝を飾った。
(右から)女子ダブルス優勝のアランチャ・ラス(オランダ)、タマラ・ジダンセク(スロベニア)、準優勝のルーシー・ラデッカ(チェコ)、カテリーナ・シニアコバ(チェコ)(Getty Images)
同大会は通常であれば10月に開催されるが、今年は11月に日程が変更になった。当初は厳格な新型コロナウイルス(COVID-19)のプロトコルを実施した上で1日1000人までの観客動員を予定していたが、感染状況の悪化を受けて政府が対策を強化したため無観客で行われることになった。
今回で第30回大会を迎えたこのオーストリアの室内トーナメントは、今年最後のWTAツアー大会だった。(テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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