予選リーグ突破に向けて「まだチャンスがあると信じている」とナダル [Nitto ATPファイナルズ]
すでに準決勝進出を決めた第3シードのドミニク・ティーム(オーストリア)は、アフタヌーンセッションで第7シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と対戦する。0勝2敗となったルブレフは、もはや勝ち上がることはできない。
「すでに敗退が決まっていても問題じゃない」とルブレフは火曜日の試合後にコメントした。「僕は変わらず全力を尽くして戦わなければならない。何故ならこれは最高のプレーヤーたちが集う大会であり、僕はベストのパフォーマンスをする必要がある」。
一方で第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)は決勝トーナメント進出をかけ、イブニングセッションで第6シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)との対決に臨む。
両者の過去の対戦成績はナダルが5勝1敗でリードしており、チチパスの唯一の勝利は2019年マドリッド・オープン準決勝でのことだった。ナダルは昨年のATPファイナルズのラウンドロビンでチチパスを倒したが、それでも準決勝に進出したチチパスは最終的に優勝を遂げた。
火曜日にいい戦いをしながらもティームに敗れたあと、ナダルはチチパス戦に目を向けて「次も厳しい戦いになるだろう」と気を引き締めた。「このようなプレーをしていれば、僕にはまだチャンスがあると信じている」。
ナダルはこのシーズン末のトップ8によるエリート大会への出場権を16年連続で獲得していたが2度の準優勝が最高成績で、故障のために6度出場を断念していた。
チチパスは初戦で同大会初出場のルブレフに競り勝ったあと、ナダルに対してはアグレッシブにプレーするつもりだと話していた。
「ラリーで張り合ってプレッシャーをかけ、いいサービスを打つ」とチチパスは語った。「それは僕がラファに対してプレーしたいと思っているテニスの一部だ。僕は力強く試合を始め、さらに力強さを増して終えなければならない」。
ロンドンでATPファイナルズが開催されるのは12年目の今年までとなっており、2021年から25年まではイタリア・トリノで行われることが決まっている。(C)AP(テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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