メドベージェフがセットを落とさずラウンドロビン3戦全勝、勢いに乗ってナダルとの準決勝へ [Nitto ATPファイナルズ]

写真はダニール・メドベージェフ(ロシア)(Getty Images)

男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月15~22日/賞金総額570万ドル/室内ハードコート)のグループ東京1970のラウンドロビン(総当たり戦)第3戦で、第4シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が第8シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)を6-3 6-3で下し、グループ戦の3試合すべてをストレート勝ちで飾った。

 最初の2試合に勝った時点で1位通過を決めていたメドベージェフは、土曜日の準決勝で第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)と対戦する。ナダルはいまだ掴んだことのないATPファイナルズの優勝杯獲得を目指し、6度目の決勝トーナメントに臨むとになる。

 メドベージェフはシュワルツマンに対して31本のサービスエースを決め、3度のブレークに成功した。初出場だった昨年はラウンドロビン3連敗で終えていたメドベージェフが、今年はラウンドロビンを3戦全勝で鮮やかに走り抜けた。

「ここ2試合ですごくいいプレーをしていたし、無敗で勝ち上がるというのは自信を持つためには常によいことだ」とメドベージェフはコメントした。「明日を楽しみにしているよ」。

 ナダルはメドベージェフに対して3勝0敗の戦績を誇っているが、最近の2試合は非常に競ったものだった。ナダルは2019年USオープン決勝で5セットに渡る死闘の末に勝ち、1年前のATPファイナルズのラウンドロビンでの試合では最終セット1-5からの逆転劇で勝利をおさめていた。

 同組のもうひとつの試合では第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を6-3 7-6(4)で倒し、1勝1敗同士の直接対決を制して決勝トーナメント進出を決めた。ジョコビッチは準決勝で、第3シードのドミニク・ティーム(オーストリア)と顔を合わせる。

 ロンドンでATPファイナルズが開催されるのは12年目の今年までとなっており、2021年から25年まではイタリア・トリノで行われることが決まっている。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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