ボリス・ベッカーがドイツテニス連盟での役職を辞任

写真は10月22日に破産審理のためにイギリス・ロンドンのサウスワーク刑事法院に赴いたボリス・ベッカー(ドイツ)(Getty Images)

テニス界の偉人であるボリス・ベッカー(ドイツ)が水曜日、ドイツテニス連盟(DTB)のユース育成とデビスカップ代表チームの監査役のポジションから降りると発表した。

 グランドスラム大会で6度優勝を遂げた輝かしい経歴を持つベッカー氏は、もはや2017年に始めたこの仕事を行うための時間がないと述べた。

 ベッカー氏は破産手続き中にふたつのウインブルドン優勝杯、不動産、銀行口座などの資産を隠した嫌疑によりロンドンで起訴されていた。もし有罪判決を受けたなら、彼は数年の懲役に直面する可能性がある。

 ドイツ男子テニスの責任者として彼はユースアカデミーを訪問し、ユースの大会を観戦し、デビスカップの運営全般の責任者を務めていた。彼は年の終わりに、この役職から離れることになる。

「残念ながら、現在の私にはこの大規模な仕事を続けるための時間がありません」とベッカー氏はDTBのウェブサイトに公開された声明文の中で説明した。しかしながら彼は将来的に、「もしそのような機会があれば、さらに大きな仕事を引き受けるために」テニス連盟に戻ってくることは可能だと言い添えた。

 DTBによるとベッカー氏が行っていた任務に関しては、デビスカップ監督のミハエル・コールマン(ドイツ)が引き受けることになる。(C)AP(テニスマガジン)

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