マメの治療後に途中参戦したジョコビッチがクライノビッチとのタッグでイタリア期待の若手に勝利

写真は左からノバク・ジョコビッチ(セルビア)、フィリップ・クライノビッチ(セルビア)、ヤニク・シンネル(イタリア)(Getty Images)

南オーストラリア州アデレードで8人のトッププレーヤーが参加したエキシビションマッチ『A Day at the Drive』が金曜日に開催され、デイセッションではノバク・ジョコビッチ(セルビア)、大坂なおみ(日清食品)、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)らがプレーした。

 最初の試合は世界ランク1位のジョコビッチが検疫期間中にラファエル・ナダル(スペイン)の練習パートナーを務めたヤニク・シンネル(イタリア)と対戦する予定だったが、序盤に彼の姿はなかった。ジョコビッチが右手にできたマメ(水泡)の治療を受けるためにシンネルは代役のフィリップ・クライノビッチ(セルビア)とプレーすることになったが、ジョコビッチは第2セット開始時にコートに現れて観客の歓声を浴びた。

 クライノビッチが第1セットを6-3で取ったあとに引き継いだジョコビッチも第2セットを同じスコアで締めくくり、セルビア人同士がタッグを組むという変則的な形でイタリア期待の若手から勝利をおさめた。

「最初からコートに出られず申し訳なかった。フィジオから治療を受けなければならなかったんだ」とジョコビッチは試合後のオンコートインタビューで弁明した。「プレーしたかったよ。僕はコートに出ていきたいと思っていたんだ」。

 それに先立ちテレビの映像では、ジョコビッチの右手の平(ちょうどラケットのグリップが当たる部分)にある大きなマメをクローズアップで映していた。

「これは僕たちの仕事の一部だ。僕らは年月をかけて痛みとともにプレーすることを学ぶんだ」とジョコビッチはコメントした。「だけど観客を目にして感情が高ぶってしまったよ。僕は出ていってプレーしなければと思ったんだ」。

 新型コロナウイルス(COVID-19)に感染したことがあるジョコビッチは、その数時間前に付近の公園を裸足で散歩して検疫期間の終了を祝ったことを明かした。

「ただ地面を素足で踏んでみただけだよ。するチャンスがなかったことをやっただけさ。空間を楽しむこと。僕たち皆が恋しく思っていたことだ」とジョコビッチは語った。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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