ジョコビッチが規制緩和を訴えるもビクトリア州首相は拒否 [オーストラリアン・オープン]

写真はアデレードの空港に到着したノバク・ジョコビッチ(セルビア/右)(Getty Images)

今年最初のグランドスラム大会のために外国からのフライトで現地入りした者の中から新型コロナウイルス(COVID-19)の検査でさらに3人の陽性者――うち2人は選手だという――が出たと報じられた。

 メルボルン入りした人たちの中に9人の陽性者(週末から3人増加)が発見されていることから、現在72人のプレーヤーがより厳格な検疫を課されて練習もできない状態に置かれている。保健当局からは火曜日の時点で、影響を受けているプレーヤーの数が増加したという報告はなかった。

 あるプレーヤーたちはソーシャルメディアを使用し、ロックダウン状態に置かれることで感じられる辛さや難しさを事細かに説明した。

「彼らはハイレベルのアスリートであり、ハイレベルのアスリートを部屋の中に閉じ込めておくのは難しいものです」と大会ディレクターのクレイグ・タイリー氏はコメントした。「これは彼らが賞金8000万豪ドル(6200万米ドル)をかけて競い合うという特権を得るため、彼らがしなければならない助力なのですよ」。

 現地入りしたプレーヤーや関係者の中から陽性の結果が出たことについて、驚きではないとタイリー氏は語った。

「いくつかの陽性判定が出ることは想定内です。しかし我々は今、現地の人々を守るために設計されたロックダウンで彼らを隔離する立場にいるのです」

 タイリー氏は月曜日に報道された規制緩和をオーストラリアン・オープン主催者に訴えたことについて、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)を擁護した。ジョコビッチのリクエストの中には、できる限り多くの選手をメルボルンにあるテニスコート付きの個人宅に移すという案も含まれていた。

 もっともジョコビッチの要望は、ビクトリア州首相のダニエル・アンドルーズ氏によってすぐに拒否された。

「ノバクの場合、彼はアイデアのメモを書いただけで要請をした訳ではありません。それは単なる提案でした」とタイリー氏は弁護した。「しかし彼もまた、2週間のロックダウンが何を意味するか理解しています。ここにやってきた選手の全員が、濃厚接触者になったり陽性と判定されたりしたらその条件下に置かれるとあらかじめ知っていたのです」。

 ジョコビッチ、ラファエル・ナダル(スペイン)、大坂なおみ(日清食品)、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)らは、1月29日に行われる1回限りのエキシビションマッチに出場するために南オーストラリア州アデレードに降り立った少人数のグループの中にいる。彼らはバイオセキュリティのプロトコルに従いながら、屋外で練習することを許可されている。

 今年のオーストラリアン・オープンはCOVID-19の規制のために従来より3週間開始を遅らせ、2月8日にメルボルン・パークで開幕する予定になっている。(APライター◎デニス・パッサ/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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