オスタペンコがエラーニとの元トップ5対決を制す、カネピは瀬戸際から逆転勝利 [ギップスランド・トロフィー]

写真はエレナ・オスタペンコ(ラトビア)(Getty Images)

WTAツアー公式戦の「ギップスランド・トロフィー」(WTA500/オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/1月31日~2月6日/賞金総額44万7620ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、2017年フレンチ・オープン優勝者で第13シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)がサラ・エラーニ(イタリア)との元トップ5対決を4-6 6-3 6-1で制した。

 この大会のドローの中にいる4人の元グランドスラム覇者のひとりでもある世界ランク45位のオスタペンコは、1時間46分の戦いの末に彼女にとってのシーズン初試合を勝利で飾った。オスタペンコは持ち前のパワーテニスに正確さを加えるのに時間を要したが、最終的に56本のウィナーを決めた。

 ランキングを131位まで落としている33歳のエラーニは、2018年4月を最後にトップ50の選手に勝てていない。エラーニは過去1度だけ対戦した2015年USオープンで、オスタペンコを倒していた。

 第12シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)もまたワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したアリナ・ラディオノワ(オーストラリア)を6-3 6-4で下し、今シーズンのスタートを切った。

「ようやくコートに戻ることができてすごく感情的になったわ」とガルシアは打ち明けた。「私は落ち着きを保ち、1ポイント1ポイントに集中してプレーしようとしていたの。試合をしている中で時間を追うごとによくなったと思うわ。それが今日、もっともポジティブだったことね」。

 カイア・カネピ(エストニア)は奮起することで敗北の瀬戸際から生還し、ワイルドカードで出場したアストラ・シャルマ(オーストラリア)を1-6 7-5 6-2で倒した。カネピは一時1-6 3-5とリードされ、敗北まであと2ポイントのところまで追い込まれていた。

 現在メルボルン・パークで開催されているヤラバレー・クラシックとギップスランド・トロフィーは、オーストラリアン・オープン前の検疫を終えたばかりのほとんどの選手たちにとって今季初のWTA大会となる。

 テニス・オーストラリア(豪州テニス協会)によって手配された17機のチャーター便がメルボルンとアデレードに到着し始めた1月14日から、1000人以上(選手、コーチ、チーム、オフィシャル含む)が2週間に渡る検疫期間に入っていた。

 1000人以上のプレーヤーたちとオフィシャルが、テニス・オーストラリアが準備した17のチャーター便が最初にメルボルンとアデレードに着陸した1月14日から、2週間の検疫期間に入っていた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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