コロナウイルス発生に関する懸念を理由に中国の大会がキャンセルに

4月に中国で予定されていたテニスの大会が、死者を出しているコロナウイルス発生に関する懸念を理由に女子テニス協会(WTA)によってキャンセルされた。

 木曜日にWTAは、コロナウイルス発生のためWTA125Kシリーズの「西安オープン」を中止すると発表した。この賞金総額11万5000ドルのハードコートの大会(シングルス32ドロー、ダブルス16ドロー)は、4月13日から19日に中国の陝西省西安で行われることになっていた。

 WTAの声明文によれば、ツアーは「状況を注意深く観察する」ものであり、「このウイルスに関する情報が変わるに従い、医療の専門家とコミュニケーションをとり続けていく」という。

 コロナウイルスは中国を中心に世界中で7万5000人以上の人々に感染し、中国では2100人の死者が報告されている。

 中国では同じ理由からいくつものスポーツ大会がキャンセルされたり延期されたり、場所が変更となったりしている。中国は男子チームが大会参加のために旅できないことを理由に、3月6日と7日にルーマニアで予定されていたデビスカップの対戦を棄権していた。(C)AP(テニスマガジン)

写真◎Getty Images

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