テニスにも影響、中国が新型コロナウイルスのためデビスカップ棄権

中国代表チームは来月行われる男子国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten」ワールドグループ1部プレーオフ(3月6、7日/世界各地)でルーマニアに旅できないことを理由に棄権した。

 国際テニス連盟(ITF)はこの決断に関し、「現在のコロナウイルス発生への対応として、制限事項を増やした」とコメントした。

 中国はワールドグループ1部プレーオフで、ルーマニアのピアトラ・ネアムツに遠征してプレーする予定だった。

 ITFによれば、ルーマニアは不戦勝で9月のワールドグループ1部の対戦に駒を進め、中国はワールドグループ2部に落ちることになる。

 中国本土の「COVID-19」(世界保健機関/WHO発表の正式名称)による死者の数は火曜日の時点で約1900人にまでおよび、同ウイルスによる疾患と認められたケースは7万2000件に至っている。

 このウイルスによる疾患の発生のせいで、中国では多くのスポーツ大会がキャンセルされたり延期されたり、あるいは場所が変更されたりする事態が起きている。また中国からの渡航者制限のなどのため、中国チームが大会のために国外に旅することに障害が生まれることになった。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はイメージ(Getty Images)

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