2試合連続トップ10打破のホルカシュがシンネルとの決勝へ「最高に幸せ」 [マイアミ・オープン]

写真はホベルト・ホルカシュ(ポーランド)(Getty Images)

ATPツアー公式戦の「マイアミ・オープン」(ATP1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月24日~4月4日/賞金総額429万9205ドル/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第26シードのホベルト・ホルカシュ(ポーランド)が第4シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を6-3 6-4で下して決勝進出を決めた。

 ルブレフとホルカシュがATPマスターズ1000の大会で4強入りしたのは今回が初めてで、1月にデルレイビーチでツアー2勝目を挙げたホルカシュは今季のフロリダでの戦績を9勝0敗とした。

 前のラウンドで第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を倒していたホルカシュは、同じ大会で初めて2人のトップ10プレーヤーを打ち破った。彼は大会後に発表されるATPランキングで、少なくとも自己最高を更新する25位に浮上することが確実となった。

 日曜日に行われる決勝で、ホルカシュは第21シードのヤニク・シンネル(イタリア)と対戦する。19歳のシンネルは先に行われた試合で、第7シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)に5-7 6-4 6-4で逆転勝ちをおさめた。

 19歳のシンネルはアンドレ・アガシ(アメリカ)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に続きマイアミの男子シングルス決勝に至った4人目のティーンエイジャーとなった。

 ジョコビッチ、ナダル、ロジャー・フェデラー(スイス)の『ビッグ3』が大会をスキップしたことにより、勝ち残った選手たちにとっては大きなチャンスとなっていた。準決勝に勝ち進んだ4人の中で、マスターズ大会で4強入りしたことがあったのはバウティスタ アグートだけだった。

「多くの選手たち、特にビッグ3がここに来ていないことはもちろん知っていたよ。僕には素晴らしいチームが付いており、この大会でもずっと先に進むことを目指して備えてきたんだ」とシンネルは語った。

 ホルカシュとシンネルはダブルスを組むこともあるよき友人同士だが、公式戦で対戦するのは今回が初めてとなる。

「間違いなく、この場にいることができて最高に幸せだよ。ヤニクは両サイドから非常に強くボールを打ってくるから、僕はアグレッシブな姿勢を崩さず最高のテニスをしなければならないだろうね」とホルカシュはコメントした。(APライター◎スティーブン・ワイン/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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