バウティスタ アグートが準々決勝でメドベージェフに勝利、男子はマスターズ優勝経験者が全滅 [マイアミ・オープン]

写真はロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)(Getty Images)

ATPツアー公式戦の「マイアミ・オープン」(ATP1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月24日~4月4日/賞金総額429万9205ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で第21シードのヤニク・シンネル(イタリア)が第32シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)を7-6(5) 6-4で倒し、ATPマスターズ1000の大会での進撃を継続させた。

 19歳のシンネルがマスターズ大会の本戦でプレーするのは今回が3度目で、昨年9月のローマで16強入りしたのがこれまでの最高成績だった。

 ブブリクは試合後にネット際で笑顔を見せ、勝者であるシンネルを祝福した。

「君は人間じゃないよ。15歳(実際は19歳)でこんな風にプレーするのかい?よくやったよ」とジョーク交じりに賛辞を送った。

 シンネルの準決勝の対戦相手は、第7シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)に決まった。バウティスタ アグートはこの日最後の試合で、第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)を6-4 6-2で退けた。

 メドベージェフは第1セットの終盤でブレークされたあとに怒りでラケットを破壊し、残りの時間帯ではほとんど思うようなプレーができなかった。

「彼がラケットを壊したのは、彼が忍耐力を失ったからだ。僕は彼にプレッシャーをかけるために素晴らしいプレーをしたから、彼があのようになってしまったんだと思うよ」とバウティスタ アグートはコメントした。

 この結果でバウティスタ アグートは、メドベージェフとの対戦成績を3勝0敗とした。メドベージェフが負けたことにより、男子のドローで勝ち残っている6人の中でマスターズ優勝経験者はいなくなった。(APライター◎スティーブン・ワイン/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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