『ビッグ3』不在の大会でチチパスも脱落、ルブレフとホルカシュがマスターズ大会で初の準決勝進出 [マイアミ・オープン]

写真はホベルト・ホルカシュ(ポーランド)(Getty Images)

ATPツアー公式戦の「マイアミ・オープン」(ATP1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月24日~4月4日/賞金総額429万9205ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝でノーシードから勝ち上がってきた20歳のセバスチャン・コルダ(アメリカ)が第4シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)に5-7 6-7(7)で競り負け、快進撃に終止符が打たれた。

 左太腿の負傷の影響もあり第2セットで失速したコルダは、2003年のロビー・ジネプリ(アメリカ)以降で同大会の準々決勝に進出した最年少アメリカ人プレーヤーだった。彼は敗退したが、彼の姉であるジェシカとネリーはカリフォルニア州で行われている全米女子プロゴルフツアー(LPGA)のメジャー第1戦となるANAインスピレーションでプレーしている。

「僕は今週、テニス界のトップ選手たちと対等に張り合えるのだということを自分自身に示して見せた。本当にポジティブな1週間だったよ」と振り返ったコルダは、自分のケガが深刻なものではないと話した。

 これに先立ち行われた準々決勝では、第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が第26シードのホベルト・ホルカシュ(ポーランド)に6-2 3-6 6-4で逆転負けを喫していた。トップ5との対戦で3連勝を飾ったホルカシュは、過去6度敗れていたチチパスから2勝目を挙げた。

 第2セットの0-2からの自分のサービスゲームで15-40とリードされていたホルカシュは、そこから反撃を開始した。彼がベースラインからのプレーを安定させたのと対照的にチチパスは次第にリズムを崩し、試合が進むにつれてイライラを募らせていった。

「僕はこの2週間ほど、大きなストレスを溜め込んでいたんだ。これは僕にとってチャンスだと感じていただけに、この敗戦は本当に残念でならないよ」とチチパスは打ち明けた。

「すべてがコントロール下にあったはずだったんだ。なのに突然、自爆してしまった。何が起こったのかよく分からないよ…」

 試合を通して15本のサービスエースを決めたホルカシュは、13回あったブレークポイントのうち10本をセーブした。彼は大会後に発表されるATPランキングで、少なくとも自己最高を更新する27位に浮上することが確実となった。

「僕は自分のテニスを構築している最中で、上達し続けようと努力しているところなんだ。常に望むような結果が得られる訳じゃないけど、ポジティブな気持ちを維持し続けて自分のテニスを改善していけばいつかは結果が出ると信じているよ」とホルカシュはコメントした。

 ATPマスターズ1000の大会で初めて4強入りしたルブレフとホルカシュは、金曜日に行われる準決勝で顔を合わせることになった。

 ホルカシュが演じた番狂わせは、男子のドローをさらにかき乱した。ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ロジャー・フェデラー(スイス)の『ビッグ3』が大会をスキップし、第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)は水曜日の夜に行われた準々決勝で第7シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)に敗れていた。

「僕は勝ち残った中で唯一のトップ10選手だから、もしかしたら余計なプレッシャーがかかるかもしれないね。だけどここまできたら、誰が勝ってもおかしくはないよ。皆がいいテニスをしているから」とルブレフは語った。

 バウティスタ アグートは金曜日の第1試合で、第21シードのヤニク・シンネル(イタリア)と対戦する。そして日曜日には、マスターズ大会の新チャンピオンが誕生することになる。(APライター◎スティーブン・ワイン/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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