1日2試合に勝ったバシラシビリが今季2勝目に王手、ストルフはシングルスで初のツアー決勝進出 [BMWオープン]

写真はニコラス・バシラシビリ(ジョージア)(Getty Images)

ATPツアー公式戦の「BMWオープン」(ATP250/ドイツ・ミュンヘン/4月26日~5月2日/賞金総額48万1270ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準決勝が行われ、第5シードのニコラス・バシラシビリ(ジョージア)と第7シードのヤン レナード・ストルフ(ドイツ)がタイトルをかけて対戦することになった。

 金曜日に雨のため第1セット5-4リードの時点で中断していた準々決勝でバシラシビリは再開後のゲームをキープし、第2セットでも1度ブレークしてラッキールーザーで本戦入りしたノルベルト・ゴンボス(スロバキア)を6-4 6-4で退けた。

 続いて行われた準決勝でバシラシビリは5度のブレークに成功し、第2シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)を6-1 6-2で倒した。これに先立ちルードもまた第1セット終了後に中断した準々決勝で第7シードのジョン・ミルマン(オーストラリア)を6-3 6-4で破っており、この日の2試合目をプレーしていた。

 3月にカタール・オープンを制したバシラシビリは、今季2度目の決勝に駒を進めた。彼はツアー決勝で4勝2敗の戦績を残しており、そのうち2勝はクレーコートで挙げている。

 ツアー大会の準決勝で7連敗中だったストルフは予選から快進撃を続けてきたイリヤ・イバシカ(ベラルーシ)を6-4 6-1で下し、初めて決勝の舞台にたどり着いた。ストルフは第1セットで1-3とリードされたが、そこから巻き返して続く13ゲームのうち11ゲームを取って勝利を掴んだ。

 世界ランク44位のストルフはこれまで、ツアー決勝をプレーしたことがない最高位の男子プレーヤーという記録を保持していた。

 イバシカは前のラウンドで2017年と18年に2連覇を達成した第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)から金星を挙げ、4月にプレーしたクレーコートの試合を10勝2敗で終えていた。

 バシラシビリとストルフはツアーレベルで過去4度対戦し、2勝2敗と星を分け合っている。クレーコートでは先月のサルデーニャ・オープン準々決勝で顔を合わせており、そのときはバシラシビリがフルセットで勝利をおさめた。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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