サバレンカがバーティを倒してクレーコートでの初タイトルを獲得 [マドリッド・オープン]

写真はクレーコートでの初タイトルを獲得したアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)

WTAツアー公式戦の「ムトゥア・マドリッド・オープン」(WTA1000/スペイン・マドリッド/4月29日~5月9日/賞金総額254万9105ドル/クレーコート)の女子シングルス決勝で、第5シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)を6-0 3-6 6-4で倒した。

 筋肉のケガのために出場取り消しを考えた2週間後、サバレンカはセンターコートでトロフィーを掲げていた。23歳のサバレンカがWTAツアーのシングルスでタイトルを獲得したのは通算10度目になるが、クレーコートでは初めてとなる。

 バーティに敗れたシュツットガルト決勝で内転筋を痛めた2週間後にマドリッドで雪辱したことで、サバレンカは大会後に更新される世界ランクで4位に浮上することが確実となった。彼女はまた、マイアミの準々決勝でもバーティに敗れていた。

「正直に言って、ケガをしたシュツットガルト決勝のあとは動くことすらできなかったの。本当にこの大会の出場を取り消けそうと思ったわ」とサバレンカは明かした。

「どうやったのか分からないけど、チームの頑張りもあって回復がすごくうまく進んだのよ。4日くらいで彼らが私の状態をよくしてくれたわ。そしてどういう訳か、私はここに大会優勝者として立っているの」

 今季のツアー開幕戦だったアブダビで優勝したサバレンカにとって、これは今年2つ目のタイトルとなる。一方のバーティはこの日まで、今年プレーした3つの決勝のすべてで勝っていた。

 これに先立ちダブルス決勝も行われ、第2シードのバーボラ・クレイチコバ/カテリーナ・シニアコバ(ともにチェコ)が第3シードのガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)/デミ・シヒュース(オランダ)を6-4 6-3で下して今季2勝目を挙げた。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(APライター◎テレス・アゾーニ/構成◎テニスマガジン)


(右から)女子ダブルス優勝のバーボラ・クレイチコバ(チェコ)、カテリーナ・シニアコバ(チェコ)、準優勝のデミ・シヒュース(オランダ)、ガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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