「もう1ポイントも取れないから…」ジョコビッチ戦で棄権した理由を語るムゼッティ [フレンチ・オープン]

写真はロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)(Getty Images)

今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月30日~6月13日/クレーコート)の男子シングルス4回戦で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を相手に7-6(7) 7-6(2) 1-6 0-6 0-4の時点で棄権したロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)がその理由を語った。

「もちろん、少し残念な気持ちはある。でも世界ナンバーワンが相手だったんだ。その相手から最初の2セットを取った。棄権した理由はケガではない。少しケイレンしていたのと、腰に少し痛みがあったけど、それよりも、もうポイントを取ることができなかった。盛り上げてくれた観客には感謝している。もう1ポイントも取るチャンスがないと感じたから棄権した。それが最善の選択だと思ったから」

 リードを奪った最初の2セットはとてつもなく長く感じられたと同時に手応えを掴んだ。

「間違いなく、これまでで最高のプレーを見せられた。そして最初の2セットはとてつもなく長くて、2時間以上かかったんじゃないかな」

  19歳にして初のグランドスラム本戦出場で勝ち上がり、自身とトップとの距離を測ることができた。

「すごく感情が揺れ動くとともに、大きな経験になった。自分がどれほどのレベルで戦えるのかも分かった。そしてノバクのようなツアー最高の選手とどのくらいの差があるのかも感じ取れた。よいプレーができれば、このレベルで戦える確信が得られた」(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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