「何が起きたのか分からない」ジョコビッチに敗れて準優勝のチチパス [フレンチ・オープン]

写真はステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月30日~6月13日/クレーコート)の男子シングルス決勝で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)に7-6(6) 6-2 3-6 2-6 4-6で敗れた第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が試合を振り返った。

「今日の試合で学んだのは、試合を終わらせるには2セットではなく、3セット取らなければならないということ。2セットでは何の意味もない。勝つにはまだ長い道程がある。2セット取ったことでリラックスした訳でも、プレーを変えた訳でもない。そこまでよかったプレーを続けていた。2セットダウンとなった彼が一度コートを去り、何が起きたのか分からないが、突然別人のようになって帰ってきた。何故だろう? 彼は凄くいいプレーを見せ、もうまったくスペースを与えてくれなかった」

 自分でもプレーが落ちた原因を掴めていない。

「サービスが短くなり、リズムがオフになったと感じた。理由は分からない。それまではリズムがよく、ショットの感触も動きも完璧だった。突然、寒くなったと感じた。そこから自分のプレーを取り戻すのが難しかった。自分のプレーを見失った理由が知りたい。試合中に解決しようとしたが、できなかった」

 優勝のチャンスを逃し、失望している。

「すごく不幸な夢のようだ。とても悲しい。自分には大きなチャンスがあり、いいプレーをしていたし、フィーリングもよかった。でも、何かよりよいことを成し遂げるチャンスを逃してしまった」(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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