グラスコートに戻ってきたフェデラーが初戦に勝利 [ノベンティ・オープン]
ATPツアー公式戦の「ノベンティ・オープン」(ATP500/ドイツ・ハレ/6月14~20日/賞金総額145万5928ユーロ/グラスコート)の男子シングルス1回戦で、第5シードのロジャー・フェデラー(スイス)が予選勝者のイリヤ・イバシカ(ベラルーシ)を7-6(4) 7-5で破ってコートに復帰した。彼はグラスコートシーズンを優先させるため、4回戦の前にフレンチ・オープンを棄権していた。
この試合でのフェデラーは自分のサービスゲームをすべてキープしたが、最後のゲームまでブレ―クすることができなかった。
ハレで11回目の優勝を目指すフェデラーは、同大会での戦績を69勝7敗とした。彼はウインブルドンで8度栄冠に輝いているが、そのうち5回は同年にハレでもタイトルを獲得していた。
先週のフレンチ・オープンで厳しい3試合を戦ったフェデラーは、2度膝の手術を受けたことを考慮して体の管理をしたいと言って棄権を決めていた。
フェデラーは次のラウンドで、ホベルト・ホルカシュ(ポーランド)とフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)の勝者と対戦する。
同日には世界ランク52位のセバスチャン・コルダ(アメリカ)が相手より42位もランキングが低かったにもかかわらず、第6シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)を6-3 7-6(0)で倒す番狂わせに成功した。ロラン・ギャロスの2回戦で当時世界150位のヘンリー・ラクソネン(スイス)に驚きの黒星を喫したバウティスタ アグートは、不振を延長させることになってしまった。
第7シードのダビド・ゴファン(ベルギー)はコランタン・ムーテ(フランス)に対する1回戦で、勝利までもう一歩と迫りながら棄権を強いられた。第2セット5-3でサービング・フォー・ザ・マッチを迎えていたゴファンは転倒し、続く4ゲームを落として6-1 5-7となった時点でリタイアした。
そのほかの試合ではジョーダン・トンプソン(オーストラリア)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した地元選手のダニエル・アルトマイアー(ドイツ)を6-2 7-6(4)で、予選勝者のマルコス・ギロン(アメリカ)はバセック・ポスピショル(カナダ)を7-6(4) 7-6(6)で下し、それぞれ2回戦に駒を進めた。
昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(C)AP(テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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