ペトコビッチの地元優勝を阻止したルースが予選からWTAツアー初タイトルを獲得 [ハンブルク・オープン]

写真はWTAツアー初優勝を飾ったエレナ ガブリエラ・ルース(ルーマニア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「ハンブルク・ヨーロピアン・オープン」(WTA250/ドイツ・ハンブルク/7月6~11日/賞金総額23万5238ドル/クレーコート)の女子シングルス決勝で、エレナ ガブリエラ・ルース(ルーマニア)がアンドレア・ペトコビッチ(ドイツ)を7-6(6) 6-4で倒してWTAツアー初優勝を飾った。試合時間は2時間12分。

 両者は今回が初対戦。23歳のルースはツアーレベルでは2019年7月にブカレスト(WTAインターナショナル/クレーコート)でダブルス準優勝という実績を残していたが、シングルスでは2度のベスト8がこれまでの最高成績だった。

 今大会でのルースは予選2試合を勝ち上がったあと、1回戦で第6シードのジル・タイヒマン(スイス)を7-5 7-6(1)で、2回戦で予選勝者のアンナ・ツァヤ(ドイツ)を6-2 6-2で、準々決勝で第4シードのダニエル・コリンズ(アメリカ)を6-4 1-6 7-5で、準決勝では第1シードのデヤナ・イエストレムスカ(ウクライナ)を2-6 6-1 6-4で破って決勝進出を決めていた。

 シングルスでは2015年2月のアントワープ(WTAプレミア/室内ハードコート)以来の決勝進出だった33歳のペトコビッチは、母国での初優勝とツアー7勝目を目指していた。2011年10月に世界ランク自己最高9位をマークしたペトコビッチだが、現在は130位まで落としている。

 ダブルス決勝も行われ、ジャスミン・パオリーニ(イタリア)/タイヒマンがアストラ・シャルマ(オーストラリア)/ロザリー・ファン デル フック(オランダ)とのノーシード対決を6-0 6-4で制してタイトルを獲得した。

 この大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより中止となる大会が多い中、WTAツアーのカレンダーに新たに追加されていた。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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