「苦い思い出にしたくない、力を出しきりたい」と錦織が意欲、五輪テニスは24日から
東京オリンピックテニス競技に出場予定の錦織圭(日清食品)が17日、ブランドアンバサダーを務めるLIXILの東京2020オリンピック直前企画「錦織選手へ、エールを届けよう!オンライン応援イベント」に参加した。錦織とLIXILのパートナーシップは2015年に始まり、6年が過ぎる。LIXILは東京オリンピックの住宅設備部材&水回り備品カテゴリーのゴールドパートナーだ。
日焼けして元気そうな姿を見せた錦織は、ファンから集まった応援メッセージに耳を傾け、「みんなの応援が一番力になる」とコメントした。またファンからの質問に答えた一方、自ら自分に関する質問を作って、プライベートを紹介する場面も。「最近のオフの趣味は何ですか?」という質問で用意した答えは3つ。「A:DIY」「B:ケーキ作り」「C:アニメ鑑賞」の中から、答えは(最近は)「C」と言い、実は「AとBも好き」というおまけもつけた。
テニス競技は一週間後の24日からスタートする。自国開催のオリンピックに関して思いを聞かれると、「自国でできる機会はみんなが得られるものではない。今回お客さんがいないのは(無観客試合について)大きな障害というか。僕ら選手には辛いことですが、でもみんなの分まで頑張って力を出しきりたい」と話した。
「苦い思い出にしたくないので楽しんで、自分の力を出し切れれば」と、最後の挨拶でも言葉を重ねた。
錦織のオリンピック出場は今回が4度目。前回のリオデジャネイロ五輪では準々決勝でガエル・モンフィス(フランス)と3時間の死闘の末に勝ち上がり、準決勝ではアンディ・マレー(イギリス)にストレートで敗れた。そのあと3位決定戦でラファエル・ナダル(スペイン)と対戦し、6-2 6-7(1) 6-3の激戦を制して銅メダルを獲得した。日本人テニス選手のメダル獲得は、1920年アントワープ五輪で熊谷一弥が銀メダルを獲得して以来、96年ぶりの快挙だった。
写真提供◎LIXIL
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