「美しい金メダルを獲得できてうれしい」「チェコを代表してここに立てることが誇り」女子ダブルス優勝のクレイチコバ/シニアコバ [東京2020]

金メダルをかじるカテリーナ・シニアコバ(チェコ/左)とバーボラ・クレイチコバ(チェコ)(Getty Images)


 1年遅れでの開催となる世界的なスポーツの祭典「東京オリンピック2020テニス競技」(東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/7月24日~8月1日/ハードコート)の女子ダブルス決勝で、第1シードのバーボラ・クレイチコバ/カテリーナ・シニアコバ(チェコ)が7-5 6-1でベリンダ・ベンチッチ/ビクトリヤ・ゴルビッチ(スイス)を倒して金メダルを獲得した。

 「最初のセットは少しナーバスになり過ぎてミスも多く、最高のテニスではなかったしアップダウンがあった。とにかくサービスゲームをキープし続けて、ブレークのチャンスを待った。最後にブレークして第1セットを終わらせたとき、凄く気持ちが楽になった。第2セットのスタートはよく、直ぐにブレークできた。2度ブレークしたあとは思い通りのテニスができた。準決勝のあと2日間も空いたのは簡単ではなかった。時間が空くと自分のリズムを失ってしまうから。また新たな大会だと思って決勝に臨んだ。決勝が難しい試合になるのは分かっていたけど、この状況をうまく乗り越えることができ、この美しい美しい金メダルを獲得できてうれしい」(クレイチコバ)

 コート外ではどんなことを楽しんだのか。

「選手村で他のアスリートたちに会うことができた。私たちにはクラブハウスがあって、その中に集まって他のチェコの選手たちが競技をしているのを皆で応援した。選手村では多くの他の国の選手たちに会って、おしゃべりしたりピンバッジを交換したりして交流した。こんな楽しいイベントだから、3年後もチェコを代表して出られるように努力したい」(クレイチコバ)

 オリンピックのテニスでチェコ史上初の金メダル獲得となった。

 「物凄く特別なことを成し遂げた。でも、過去のメダリストたちの存在が大きなモティベーションになった。彼らに感謝したい。彼らがいなければ、このモティベーションもインスピレーションもなかったと思う」(クレイチコバ)

 金メダルを手にして。

 「本当に特別なもので、この大会を心から楽しんだ。決勝は本当にタフな戦いで、何とか粘り続けて最後に金メダルを手にしてうれしい。チェコを代表してここに立てたことを誇りに思う」(シニアコバ)(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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