ティームがズベレフを破り、メルボルンで初の決勝へ [オーストラリアン・オープン]
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今年最初のグランドスラム「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月20日~2月2日/ハードコート)の大会12日目、男子シングルス準決勝。
非常に拮抗した準決勝でドミニク・ティーム(オーストリア)は気分が悪いと訴えるかのように自らのゲストボックスを見上げ、腹を叩くと舌を突き出した。彼は頭を振り、しかめ面をした。
何が起こったにしろ、第5シードのティームは最終的には問題なく――プレーするに十分なだけ、勝つに十分なだけの体調を維持できたようだ。
その金曜日の夜、26歳のティームは持ち前のパワフルなグランドストロークと重要な瞬間での勇敢さを活用し、第7シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を3-6 6-4 7-6(3) 7-6(4)で倒した。彼はグランドスラム大会では3度目、オーストラリアン・オープンでは初の決勝進出を決めた。
「ナーバスになっていたのだと思う。僕はあまりに多くのエネルギーを、あまりに多くの努力を注ぎ込んでいたので、胃が耐えられなくなったみたいだった。少し、身体が何も受け付けなくなってる感じだった」とティームは起きたことについてのちに笑いながら話した。「でも最終的にはすべてよかった。ときどき、非常に厳しい試合に直面したときに僕はこうなるんだよ」。
決勝で世界ランク5位のティームが対戦する相手は、前年度覇者で世界2位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)だ。第2シードのジョコビッチは木曜日の準決勝で、第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)を7-6(1) 6-4 6-3で破っていた。
土曜日の女子決勝では、グランドスラム大会優勝歴2回のガルビネ・ムグルッサ(スペイン)が第14シードのソフィア・ケニン(アメリカ)と対戦する。元世界1位のムグルッサが4度目のグランドスラム大会決勝に臨み、21歳のケニンにとっては初の大舞台となる。
32歳のジョコビッチはメルボルン・パークでの最多記録更新となる8度目の決勝に臨むことになり、グランドスラム決勝という意味では彼にとってこれは総じて26度目となる。ティームがグランドスラム初タイトルを目指している一方で、ジョコビッチは17勝目を追っており、実現すれば最多タイトル保持者のフェデラーにまた一歩近づくことになる。ジョコビッチより前にいるもうひとりの男は、19タイトルを保持するラファエル・ナダル(スペイン)だ。
これ以前にティームがグランドスラムで2度決勝に進出したのは、ともにレッドクレーのフレンチ・オープンで実現していた。彼は2018年と19年のロラン・ギャロス決勝で、同大会を12度制しているナダルに敗れて準優勝に終わっていたのだ。
彼は今、それと類似したチャレンジに取り組むことになる。ジョコビッチはオーストラリアン・オープンのハードコートで、史上最多の7タイトルを獲得しているのだ。
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