2021-08-20

ジュニア

女子はトップ3シードが順当に4強へ [第39回全国小学生]

5年生ながら第2シードの駒田は見事に4強入り(写真◎真野博正)


 第39回第一生命全国小学生テニス選手権大会第3日は、東京都世田谷区の第一生命保険株式会社相娯園グラウンドテニスコートで男女シングルスの3回戦と準々決勝を行った。

 女子シングルスで第7シードの服部天寧(三重・四日市市立三重北小学校6年)と第16シードの吉田紗良(神奈川・大和市立引地台小学校6年)の準々決勝は1セットオールで日没となり、最終日の21日に順延された。先にベスト4入りを決めたのは、第1シードの石井心菜(東京・北区立浮間小学校6年)、第2シードの駒田唯衣(愛知・一宮市立千秋東小学校5年)、第3シードの森下結有(三重・鈴鹿市立飯野小学校6年)の3人。波乱の相次いだ男子とは対照的に上位3シードが順当に勝ち残った。

 第1シードの石井は5月に行われた全国選抜ジュニア12歳以下のチャンピオン。今大会の1回戦では第1セットをタイブレークで落とし、第3セットに代わるマッチタイブレークでも劣勢を挽回、辛くもシードダウンを免れた。ラウンドが進むにつれて徐々に調子を戻し、準々決勝ではフラット系のハードヒットでウィナーを奪う場面も目立った。

トップシードの石井はしっかりとベスト4に名を連ねた(写真◎真野博正)

 第2シードの駒田は5年生だが、強豪ぞろいの東海地区予選を制して今大会に乗り込んだ。準決勝まで失セット0、ベスト4入りした3人の中ではもっとも安定した戦いぶりを見せている。

 第3シ-ドの森下も、ラケットがよく振れている。最終日の早朝に準々決勝の第3セットを戦わなくてはならない服部と吉田は体力的にハンディを負うが、その分、勢いに乗って準決勝に臨めるだろう。優勝争いは予断を許さない。

森下も準決勝へ駒を進めた(写真◎真野博正)

 さて、大会序盤で注目されたのが、男女を通じて大会最年少の9歳ながら第11シードで出場した宮澤紗希乃(茨城・長生村立高根小学校4年)だ。ヨーロッパなど海外のジュニア大会に出場する機会の多い選手だが、うまくスケジュールが合って今大会に出場してきた。1回戦は快勝、2回戦は苦戦し、逆転で勝ち上がったが、3回戦では第6シードの安西利紗(神奈川・慶應義塾横浜初等部6年)に完敗した。

 ただ、宮澤にとって成績は二の次だった。大会には「しっかりトップスピンをかけて打つこと、最後まであきらめずに頑張ること」を目標に臨んだ。目標の達成率は「半分くらい」、点数を付けるなら「60点くらい」だという。「(上級生は)自分より力があって、球がすごく重くて、返すのが大変でした。取りにくいボールがたくさんありました」と振り返った。ただ、厚い当たりのグラウンドストローク、自然で軽快な動き、ネットプレーでのフィニッシュなど、非凡さは随所に見られた。本人は「2回戦でファーストセットを取られてもあきらめなくて頑張れたこと」がよかった点だという。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

取材◎秋山英宏 写真◎真野博正

Pick up

Related

Ranking of articles