10代対決の決勝でラドゥカヌがフェルナンデスを倒し、18歳のグランドスラム新チャンピオンが誕生 [USオープン]
今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月30日~9月13日/ハードコート)の女子シングルス決勝で、エマ・ラドゥカヌ(イギリス)がレイラ・フェルナンデス(カナダ)との10代対決を6-4 6-3で制して栄冠に輝いた。試合時間は1時間51分。
グランドスラム大会に4度目の出場となった18歳のラドゥカヌは、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て初めて本戦の舞台に立った今年のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)でのベスト16がこれまでの最高成績だった。ラドゥカヌは予選3試合を含め、ニューヨークでプレーした20セットをすべてものにして頂点に駆け上った。
この結果でラドゥカヌは、フェルナンデスとのジュニア時代からの対戦成績を2勝0敗とした。両者は2018年7月にウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)のジュニアの部2回戦で一度顔を合わせており、ラドゥカヌが6-2 6-4で勝っていた。
今大会でのラドゥカヌは予選3試合を勝ち抜いたあと1回戦でラッキールーザーのシュテファニー・フェーゲレ(スイス)を6-2 6-3で、2回戦でジャン・シューアイ(中国)を6-2 6-4で、3回戦でサラ・ソリベス トルモ(スペイン)を6-0 6-1で、4回戦でシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)を6-2 6-1で、準々決勝で第11シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)を6-3 6-4で、準決勝では第17シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)を6-1 6-4で破って決勝進出を決めていた。
2019年全仏ジュニア優勝者で同年9月にジュニア世界ナンバーワンの座にも就いた19歳のフェルナンデスは3月にモンテレイ(WTA250/ハードコート)でWTAツアー初優勝を飾り、今大会ではタイトル防衛を目指していた第3シードの大坂なおみ(日清食品)に対する3回戦を含め4人の実績あるシード選手をなぎ倒して決勝の舞台にたどり着いていた。
グランドスラム大会の決勝が10代のふたりで争われたのは、17歳のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が18歳のマルチナ・ヒンギス(スイス)を倒した1999年USオープン以来のことだった。(テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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