フェデラーがスロースタートを克服して準々決勝進出 [オーストラリアン・オープン]
「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月20日~2月2日/ハードコート)」の大会7日目、男子シングルス4回戦。
勢いをつかむのにロジャー・フェデラー(スイス)は少し時間を必要とした。それは敗戦から2ポイントという危機からヘトヘトになって抜け出した試合のあとにやってきた。
正確に言えば、彼は舵を正すのに丸々1セットを必要としたのだ。
第1セットを落とす間は活気がなく、動きが遅いように見えていたフェデラーは、そこから迅速に態勢を立て直した。そのあと続く3セットを問題なく押し切ると、マートン・フクソービッチ(ハンガリー)を4-6 6-1 6-2 6-2で倒して57度目のグランドスラム大会準々決勝に進出した。
第1セットでフクソービッチは、「ロジャーがたくさんミスをおかしている」ことに気づいたという。
しかしフェデラーは彼自身が言った通り、「最終的に道を見つけ出した。第2セットでいいスタートを切り、最終的にはより容易になった」。
火曜日に行われる予定の準々決勝でフェデラーがテネシー州出身で28歳のテニス・サングレン(アメリカ)と対戦するとき、それは38歳の彼にとってオーストラリアン・オープンでの“記録的”15度目の準々決勝となる。グランドスラム大会で20度優勝しているフェデラーは、そのうち6度をメルボルン・パークで果たしていた。
フェデラーはサングレンの、“彼がやっているスポーツに適した名前”について冗談を言った。サングレンは自分の祖父から名前をもらったという。
「間違いなく、彼に野球の選手にはなるつもりはなかったのだろうね」とフェデラーは試合後のインタビューの際に大きな笑みを浮かべながら、ロッド・レーバー・アリーナの観客たちに言った。
それからフェデラーはこう続けた。「僕は一度もテニスと対戦したことがない。僕の人生で多くのテニスをプレーしてきたが、テニスとは一度もないよ」。
ドローの同じサイドのもうひとつの準々決勝は、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)対第32シードのミロス・ラオニッチ(カナダ)となった。
月曜日に行われる4回戦のカードは、世界1位のラファエル・ナダル(スペイン)対第23シードのニック・キリオス(オーストラリア)、第4シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)対第15シードのスタン・ワウリンカ(スイス)、第5シードのドミニク・ティーム(オーストリア)対第10シードのガエル・モンフィス(フランス)、第7シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)対第17シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)だ。
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