錦織が2度のブレークに成功し、第2セットを取り返す [フレンチ・オープン]
今年最後のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦9月27日~10月11日/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、錦織圭(日清食品)がステファノ・トラバグリア(イタリア)と対戦し、第1セットを4-6で落とした錦織が第2セットを6-2で取り返し、セットカウント1-1のタイに追いついた。
両者は今回が初対戦。昨年7月に初めてトップ100入りした28歳のトラバグリアは、チャレンジャー大会4勝のすべてをクレーコートで挙げている。グランドスラム本戦はこれが9大会目で、ATPツアーでは昨年7月のウマグ(ATP250/クレーコート)でのベスト8が最高成績となっている。
ロラン・ギャロスに8年連続10回目の出場となる30歳の錦織は、3度のベスト8(2015年、17年、19年)がこれまでの最高成績。昨年は準々決勝で、ラファエル・ナダル(スペイン)に1-6 1-6 3-6で敗れていた。
今大会での錦織は、1回戦で第32シードのダニエル・エバンズ(イギリス)を1-6 6-1 7-6(3) 1-6 6-4で破って勝ち上がっていた。
8月17日にウイルス検査で陽性と診断されたことを公表した錦織は、3度目の検査で陰性になったが準備不足を理由にUSオープンを欠場する決断を下していた。錦織は3週間前のキッツビューエル(ATP250/クレーコート)で右肘の手術から約1年ぶりに復帰したが、3大会でプレーして1勝3敗の戦績で今大会を迎えている。
この試合の勝者は3回戦で、第2シードのナダルと対戦する。ナダルは2回戦で、マッケンジー・マクドナルド(アメリカ)を6-1 6-0 6-3で下しての勝ち上がり。(テニスマガジン)
※写真は錦織圭(日清食品)
PARIS, FRANCE - SEPTEMBER 30: Kei Nishikori of Japan plays a forehand during his Men's Singles second round match against Stefano Travaglia of Italy on day four of the 2020 French Open at Roland Garros on September 30, 2020 in Paris, France. (Photo by Julian Finney/Getty Images)
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