バーティが2019年に続く2度目のWTA最優秀選手賞、クレイチコバはふたつの栄誉

写真はウインブルドンで初優勝を飾ったアシュリー・バーティ(オーストラリア)(Getty Images)


 女子テニス協会(WTA)が2021年シーズンのWTAプレーヤーアワードの受賞者を発表し、25歳のアシュリー・バーティ(オーストラリア)が2019年に続いて2度目の最優秀選手賞に選ばれた。

 今シーズンのバーティは2度目のグランドスラム制覇を果たした7月のウインブルドンを含むツアー5勝を挙げ、女子シングルスで3シーズン連続となる年末世界ナンバーワンに輝いた。

 バーボラ・クレイチコバ(チェコ)はもっとも上達した選手賞のほか、カテリーナ・シニアコバ(チェコ)と一緒に最優秀ダブルスチーム賞も受け取った。クレイチコバは今年のフレンチ・オープンで単複を制し、2000年のメアリー・ピアス(フランス)以来となる快挙を達成した。

 これまでツアー大会のシングルスでタイトルを獲得したことがなかったクレイチコバはフレンチ・オープンを含む3勝を挙げ、世界ランクは2020年末の65位から自己最高3位まで上昇した。シニアコバとのダブルスでは2018年にも受賞しており、今季はロラン・ギャロスのほかにも東京オリンピックとWTAファイナルズで栄冠に輝いた。

 18歳のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)は9月のUSオープンで予選から勝ち上がってグランドスラム大会初優勝を飾った史上初のプレーヤーとなったことを評価され、最優秀新人賞に選出された。

 ホジキンリンパ腫と診断されてから復帰してビリー ジーン・キング・カップ(旧フェドカップ)でスペイン代表としてプレーしたカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)は、カムバック選手賞を受賞した。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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