上地結衣/ワイリーは今季初黒星、オランダペアが3連覇達成 [フレンチ・オープン車いすの部]

今年最後のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦9月27日~10月11日/クレーコート)の車いすの部の女子ダブルス決勝で、第2シードの上地結衣(三井住友銀行)/ジョーダン・ワイリー(イギリス)は第1シードのディーダ・デ グロート/アニーク・ファンクォト(ともにオランダ)に6-7(2) 6-3 [8-10]で競り負け、デ グロート/ファンクォトが3連覇を達成した。試合時間は2時間13分。

 デ グロート/ファンクォトがグランドスラムでタイトルを獲得したのは、同ペアで年間グランドスラムを達成した昨年のUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)以来で通算6度目となる。

車いすテニス2020|PHOTOアルバム

 ワイリーと上地のコンビは、2014年の全豪からグランドスラム5大会連続制覇を果たし、ウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)では2014年から4連覇を達成。今シーズンの上地/ワイリーはオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)とUSオープンを制しており、今大会でグランドスラム3冠目を目指していた。

 今大会での上地/ワイリーは、初戦でマジョレーン・バイス(オランダ)/シャーロット・ファマン(フランス)を6-0 6-1で破って決勝進出を決めていた。

 上地は前日に行われたシングルス決勝で大谷桃子(株式会社かんぽ生命保険)との日本人対決を6-2 6-1で制していたが、単複2冠はならなかった。

 車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。

 昨年の大会は、男子シングルスでグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)が3年ぶり2度目、女子シングルスはデ グロートが初優勝を飾った。男子ダブルスではフェルナンデス/国枝慎吾(ユニクロ)が初タイトルを獲得し、女子ダブルスはデ グロート/ファンクォトが2連覇を達成した。(テニスマガジン)

車いすの部の女子ダブルスで優勝を果たしたディーダ・デ グロート(オランダ/左)とアニーク・ファンクォト(オランダ)(Getty Images)

※トップ写真は車いすの部の女子ダブルス準優勝の上地結衣(三井住友銀行/左)とジョーダン・ワイリー(イギリス)
PARIS, FRANCE - OCTOBER 10: Yui Kamiji of Japan and Jordanne Whiley of Great Britain pose with the runners-up trophies following defeat in their Women's Wheelchair Doubles Final against Diede de Groot and Aniek van Koot of the Netherlands on day fourteen of the 2020 French Open at Roland Garros on October 10, 2020 in Paris, France. (Photo by Julian Finney/Getty Images)

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