今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」（オーストラリア・ビクトリア州メルボルン／本戦1月27～30日／ハードコート）の男子ダブルス準決勝でワイルドカード（主催者推薦枠）を得て参戦したタナシ・コキナキス／ニック・キリオス（ともにオーストラリア）が第3シードのマルセル・グラノイェルス（スペイン）／ホレイショ・ゼバロス（アルゼンチン）を7-6(4) 6-4で下して決勝進出を決め、オンコートインタビューで答えた。

キリオス「世界中の素晴らしい雰囲気のスタジアムでシングルスの試合をプレーしてきたが、今大会のこのスタジアムに勝るものはなかった！」

今日は観客を盛り上げるだけでなく、テニスも素晴らしいレベルだった。ここまで第1、第3、第6、第15シードを倒してきた。素晴らしいダブルス、コンビネーションだった。

コキナキス「ありがとう。僕らがここに出てくるときは、観客の盛り上がり、雰囲気がすべてで僕らを突き動かしてくれる。君らが僕らの最高のプレーを引き出してくれる。こんな雰囲気は他のどこへ行っても味わえない」

ここまで勝ち上がってこられた要因は？　皆をここまで喜ばせられるのは何？

コキナキス「わからない。違ったエネルギーがコートで沸いてくる。僕らはここで楽しんでいるだけさ。それを皆が楽しみに来てくれていると願っている。僕らの予想不能なプレーを皆が楽しんでいるんじゃないかな？」

このあとのもう一方の準決勝次第では、”オールオージー”の決勝になる可能性がある。

キリオス「2人は素晴らしいダブルスプレーヤーだ。軽く見たりはしない。決勝では素晴らしいプレーが見られるだろう。とても楽しみだ。オーストラリア勢が今大会で活躍しているのが素晴らしい。アシュリー・バーティ（オーストラリア）も準決勝まで勝ち残っている。決勝まで1日オフがあるの？　とにかくとてもエキサイティングだ」


男子ダブルス準決勝で苛立ちからラケットを叩き折ったニック・キリオス（オーストラリア）（Getty Images）

Netflixが今大会の舞台裏を撮影して新たなファンの獲得を目指している。今日のこれこそがテニスの未来だと思う？　

キリオス「こうでなきゃいけない」

コキナキス「僕もそう願っている。このエネルギーは素晴らしい。オールオジーファイナルになったら、物凄く盛り上がるだろう。ありがとう！」