「皆の応援は一生心に残る」ナダルの優勝スピーチ [オーストラリアン・オープン]

優勝トロフィーを手にして笑顔で語るラファエル・ナダル(スペイン)(Getty Images)


 今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月27~30日/ハードコート)の男子シングルス決勝で第6シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)との死闘を2-6 6-7(5) 6-4 6-4 7-5で制し、優勝スピーチで感謝の気持ちを語った。

「皆さん、こんばんは。もう日付が変わって朝か、グッドモーニング! まずは、今タフな瞬間を迎えているダニール。君は素晴らしいチャンピオンだ。僕もこの大会で決勝に進んでトロフィーを手にするチャンスがありながら、何度も準優勝で悔しい思いをしてきた。君はこれから間違いなくこのトロフィーを何度も掲げるだろう。君とチーム、家族の皆におめでとうと言いたい。テニスキャリアの中で一番エモーショナルな試合のうちのひとつになった。ありがとう。これから君のキャリアが素晴らしいものになることを祈っている。何て言ったらいいかわからないよ。とにかくアメージングだ。1ヵ月半前はツアーに戻ってこられるかどうかもわからない状態だった。でも今日はここに立って、皆の前でトロフィーを手にしている。ここに戻ってくるまでどれだけ戦ってきたか。この大会で皆の応援には、感謝してもしきれない! その愛情と応援を本当にありがとう。キャリアの中でもっともエモーショナルな試合のひとつだ。この3週間、皆から受けた応援は一生僕のハートに残るだろう。ありがとう。チーム、家族、この会場に来ていない人も含めて、ありがとう。この1年半どれだけ苦労したか。苦しいときにずっと寄り添ってくれたのが皆だった。君ら無しではここで成し遂げたことは何も達成できなかっただろう。ありがとう。すべてのボランティアの方々、スタッフ、この大会に携わった皆さん、すべてのスポンサー、ありがとう。特にKIAは僕がテニスでツアーに参戦し始めてからずっとサポートしてくれている。テニス・オーストラリア(豪州テニス協会)もありがとう。テニスの大会を開催するのが困難な時期、特に昨年は素晴らしい仕事をしてくれた。クレイグ(タイリー)、君や君の周囲の人々がどれほど大変だったか知っている。ありがとう。いつも選手たちをサポートしてくれてありがとう。感謝しきれないほど支えてもらっている。1ヵ月半前は最後のオーストラリアン・オープンになるかもしれないと思っていたのに、今はエネルギーに溢れており、今後もプレーを続けられるよ。今のこの感情をうまく表現できないけど、また来年もここに来られるよう最大限の努力をする。本当にありがとう。また近いうちに会おう!」

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写真◎Getty Images

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