今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」（オーストラリア・ビクトリア州メルボルン／本戦1月27～30日／ハードコート）の男子シングルス決勝で第6シードのラファエル・ナダル（スペイン）に6-2 7-6(5) 4-6 4-6 5-7で敗れた第2シードのダニール・メドベージェフ（ロシア）が、試合後に行われた表彰式での準優勝スピーチで語った。

「5時間30分戦って負けたあとのスピーチは難しいものだ。ラファ、おめでとう。今日、君が成し遂げたことは凄い！　試合中はテニスだけに集中しようとしたけど、試合が終わった今、君に聞きたいのは“疲れていないのか？”ということ。本当にレベルの高い試合だった。2セット終わったあとに君はテニスのレベルを上げた。21度目のグランドスラム優勝おめでとう。少しだけ疲れているのだろうと思ったのに、それでも勝ちきった。君はアメージングなチャンピオン。君らは今もいいライバル関係が続いているんだね。その戦いはまだ終わっていない。おめでとう。そして君のチームにもおめでとう。それから僕のプレーヤーズボックスにこの2週間ずっといた2人、オーリーとジル。このタフな瞬間を一緒に分かち合ってくれてありがとう。でも皆でベストを尽くした。今後、もっと一緒に勝利を祝えればいいね。いつもは妻もボックスにいるんだが、今日はテレビが壊れているようだ。彼女は僕の最大の支えだ。彼女にも感謝を伝えたい。そしてもちろん僕のチーム、ダン、エリック、カール、ポール、みんな、いつも誰かを忘れてしまうけど、いつも一緒にいてくれてありがとう。両親、2人の姉もみんな愛してるよ。もし、まだテレビで観てくれているのなら、いつも応援ありがとう。次回はもっといいプレーができるようにしたい。クレイグ（タイリー）もありがとう。大会ディレクターは大変な仕事だ。今年は君のキャリアの中で一番大変だったのかなと思うけど。あなたは素晴らしい大会ディレクターだ。僕がこの大会に出続けるあと10年か15年くらいかな、ずっとここに居続けて欲しい。最後にもう一度チームに感謝したい。皆、ありがとう！」