筑波大3年の阿部宏美がITFツアー初優勝 [W15シャルム エル シェイク]

写真は2021年度全日本学生室内テニス選手権大会での阿部宏美(筑波大学)(撮影◎毛受亮介 / RYOSUKE MENJU)


 国際テニス連盟(ITF)の女子ツアー下部大会「エジプト女子フューチャー」(ITFワールドテニスツアーW15/エジプト・シャルム エル シェイク/2月14~20日/賞金総額1万5000ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、ノーシードから勝ち上がってきた阿部宏美(筑波大学)が第3シードのエレナ テオドラ・カダル(ルーマニア)を6-2 6-1で下してITFツアー初優勝を飾った。試合時間は58分。

 ITFツアー参戦が11大会目だった21歳の阿部は、2019年10月の浜松(W25砂入り人工芝コート)でのベスト4がこれまでの最高成績だった。

 今大会での阿部は1回戦で第7シードのニコール・ネーデル(イスラエル)を4-6 6-0 7-6(4)で、2回戦でニコル・リブキン(ドイツ)を6-3 6-3で倒し、準々決勝は第4シードのバーボラ・マチュソバ(スロバキア)が第1セット途中で棄権したため勝ち上がり、準決勝では予選勝者のクラウディヤ・ブベリテ(リトアニア)を6-3 6-1で破って決勝進出を決めていた。

 シングルスの日本勢は阿部以外にも高山千尋(かねます食品)が出場していたが、1回戦でクリスティーナ・ラビコバ(チェコ)に3-6 2-6で敗れていた。(テニスマガジン)

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者、JEはジュニア・イグザンプト(ITFジュニアランキング上位選手への特別制度)

日本人選手の試合結果

女子シングルス決勝

○18阿部宏美(日本/筑波大学)6-2 6-1 ●9エレナ テオドラ・カダル(ルーマニア)[3]

女子シングルス準決勝

○18阿部宏美(日本/筑波大学)6-3 6-1 ●28クラウディヤ・ブベリテ(リトアニア)[Q]

女子シングルス準々決勝

○18阿部宏美(日本/筑波大学)4-0 Ret. ●24バーボラ・マチュソバ(スロバキア)[4]

女子シングルス2回戦

○18阿部宏美(日本/筑波大学)6-3 6-3 ●20ニコル・リブキン(ドイツ)[JR]

女子シングルス1回戦

○18阿部宏美(日本/筑波大学)4-6 6-0 7-6(4) ●17ニコール・ネーデル(イスラエル)[7]

●30高山千尋(日本/かねます食品)3-6 2-6 ○29クリスティーナ・ラビコバ(チェコ)

女子ダブルス準々決勝

●14ダリア・ドモワ/高山千尋(ロシア/かねます食品)1-6 2-6 ○15ヤスミン・エザット/アリョーナ・ファレイ(エジプト/ベラルーシ)

●9阿部宏美/イ・ウンジ(筑波大学/韓国)[WC] 0-6 2-6 ○11リー・ペイチー/リー・ヤーシュエン(台湾)

女子ダブルス1回戦

○14ダリア・ドモワ/高山千尋(ロシア/かねます食品)7-6(1) 7-5 ●13ダリア・シュワルツマン/マグダレナ・ストイルコフスカ(イスラエル/北マケドニア)

○9阿部宏美/イ・ウンジ(筑波大学/韓国)[WC] 6-2 6-1 ●10ミラーナ・ラブレネワ/ダリア・レベシェワ(ベラルーシ)[WC]

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撮影◎毛受亮介 / RYOSUKE MENJU

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