アメリカ期待の若手、21歳のコルダとブルックスビーが2回戦へ [ATPインディアンウェルズ]

写真はジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日10~20日/賞金総額955万4920ドル/ハードコート)の本戦初日はトップハーフ(ドローの上半分)の男子シングルス1回戦が行われ、新進気鋭の選手がたちが好スタートを切った。

 この日の興味深い対戦のひとつだったセバスチャン・コルダ(アメリカ)とタナシ・コキナキス(オーストラリア)の試合では21歳のコルダが6-3 6-4で勝利をおさめ、2回戦で第4シードのラファエル・ナダル(スペイン)に挑むことになった。オーストラリアで長いケガからの復帰への足がかりを掴んだ世界ランク97位のコキナキスは予選2試合を勝ち上がっての本戦出場だったが、厳しいドローを引き当てることになった。

「素晴らしい勝利だった。僕は12歳のときからここインディアンウェルズでプレーしてきたけど、ナイターでプレーしたことはなかった。だから新しい経験だったよ。僕は自分のプレーぶりに満足している。全体的に見て非常にいい試合だった」とコルダは試合を振り返った。

 彼の父であるペトル・コルダ(チェコ)はオーストラリアン・オープンで優勝したこともある元チェコのトップ選手だったが、その後アメリカの市民権を獲得してセバスチャンはアメリカで生れアメリカ人として育った。同じくトップ30の女子選手だったチェコ人の母レジーナと父ペトルの指導を受けて選手として形成された彼は今、アメリカ有数の将来を嘱望される若手と呼ばれている。

 この日の試合では双方が非常に風の強いコンディションに苦しめられたが3度ブレークを果たしたコルダが第1セットを先取し、第2セットではお互いにサービスゲームをキープし合って4-4まで進んだが、コルダが第9ゲームで勝負を分けるブレークに成功した。コキナキスも次のゲームで反撃してふたつのブレークポイントを手にしたが、コルダはピンチを凌いで最終的にキープしてストレートで試合を終わらせた。

 一方でもうひとりのホープで同じ21歳のジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)はロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)を6-1 6-4で倒し、2回戦に駒を進めた。

 昨年のUSオープン4回戦進出で脚光を浴びたブルックスビーは2月末のアカプルコで世界3位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)とフルセットの死闘を繰り広げた末に敗れたが、試合終了が午前5時5分前だっため史上もっとも遅く終わった試合をプレーした選手のひとりとしても注目されていた。

 しかし彼を際立たせているのは、何よりその並外れた闘志と『他と種を異にした』と呼ばれるプレースタイルだ。巧みなプレースメントでコースの読みにくいショットを打ち分け相手を追い詰める彼のテニスを、元名選手のホセ・ヒゲラス(スペイン)は「ジェンソンは多くのプレーヤーとは違ったテニスをするが、素晴らしいセンスを擁している。彼の判断力や彼の生み出す深さは、教えてできることではない」と表現する。

 ブルックスビー次のラウンドで第25シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦するが、これがふたりの初対戦となる。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

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写真◎Getty Images

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