USオープン失格後初のグランドスラムでジョコビッチが好スタート [フレンチ・オープン]
今年最後のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦9月27日~10月11日/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がミカエル・イーメル(スウェーデン)を6-0 6-2 6-3で下し、初戦を突破した。試合時間は1時間38分。
ロラン・ギャロスに16年連続出場となる33歳のジョコビッチは、2016年の決勝でアンディ・マレー(イギリス)を倒して生涯グランドスラム(キャリアを通じて4つのグランドスラムのすべてを制すること)を達成。昨年は準決勝で、ドミニク・ティーム(オーストリア)に2-6 6-3 5-7 7-5 5-7で敗れていた。
先のUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)の4回戦でパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)と対戦したジョコビッチは誤って線審の喉にボールをぶつけたことで失格処分を受けたが、直ぐにヨーロッパに渡って前哨戦のローマ(ATP1000/クレーコート)でタイトルを獲得して今大会を迎えている。
今年の大会でジョコビッチが優勝すると、「ダブルグランドスラム」(4大大会2回以上制覇)の偉業を成し遂げることになる。
ジョコビッチは次のラウンドで、ウーゴ・デリエン(ボリビア)を6-1 6-4 6-4で破って勝ち上がったリカルダス・ベランキス(リトアニア)と対戦する。
そのほかの試合では、第7シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)、第20シードのクリスチャン・ガリン(チリ)、第22シードのドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)、アレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)、ロイド・ハリス(南アフリカ)、ロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)、ラッキールーザーで本戦入りしたマーク・ポールマンス(オーストラリア)が2回戦に駒を進めた。(テニスマガジン)
※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、LLはラッキールーザー
男子シングルス1回戦|主な試合結果
○1ノバク・ジョコビッチ(セルビア)[1] 6-0 6-2 6-3 ●2ミカエル・イーメル(スウェーデン)
○4リカルダス・ベランキス(リトアニア)6-1 6-4 6-4 ●3ウーゴ・デリエン(ボリビア)
○9クリスチャン・ガリン(チリ)[20] 6-4 4-6 6-1 6-4 ●10フィリップ・コールシュライバー(ドイツ)
○12マーク・ポールマンス(オーストラリア)[LL] 6-2 6-2 3-6 6-3 ●11ユーゴ・アンベール(フランス)
○29ロイド・ハリス(南アフリカ)6-4 6-4 7-6(7) ●30アレクセイ・ポプリン(オーストラリア)
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○32マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)[7] 6-3 6-1 6-3 ●31バセック・ポスピショル(カナダ)
○41ドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)[22] 6-4 7-6(4) 4-6 6-1 ●42ジャンルカ・マジェル(イタリア)
○44ケビン・アンダーソン(南アフリカ)6-2 6-3 6-4 ●43ラスロ・ジェレ(セルビア)
○46アレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)7-6(5) 6-3 7-5 ●45アロルド・マヨ(フランス)[WC]
○52ロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)6-1 6-1 6-0 ●51スティーブ・ジョンソン(アメリカ)
※写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)
PARIS, FRANCE - SEPTEMBER 29: Novak Djokovic of Serbia plays a forehand during his Men's Singles first round match against Mikael Ymer of Sweden on day three of the 2020 French Open at Roland Garros on September 29, 2020 in Paris, France. (Photo by Julian Finney/Getty Images)
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