コロナ規制緩和で通常開催のモンテカルロ・マスターズにトップ選手がこぞって出場を予定
ATPツアー公式戦の「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(ATP1000/モナコ・モンテカルロ/4月10~17日/賞金総額580万2475ユーロ/クレーコート)の大会ディレクターを務めるゼリコ・フラヌロビッチ氏がフランスのテレビ番組でインタビューに応え、トップ選手をもれなく迎えて大会を開催できることになったと明言した。
フランスで3月14日からマスクの着用義務や『ワクチンパス(ワクチン接種証明書)』の提示義務が解除された中、ワクチン未接種を理由にオーストラリアン・オープンやインディアンウェルズとマイアミの欠場を強いられたノバク・ジョコビッチ(セルビア)を筆頭にダニール・メドベージェフ(ロシア)、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ディフェンディング・チャンピオンのステファノス・チチパス(ギリシャ)などが出場する予定になっている。
モンテカルロは厳密にはフランスではないが、フランス政府の定める新型コロナウイルス(COVID-19)規制に関する規則を遵守して大会ルールを決めている。
フラヌロビッチ氏によれば、参加者に対してCOVID-19のPCR検査を実施するものの出場者にワクチン接種の義務はなく、大会は観客動員数や会場の店舗を含めて100%通常通りの運営となる予定だという。
大会はまたケガから復帰予定のスタン・ワウリンカ(スイス)と同じくカムバック過程にあるジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)にワイルドカード(主催者推薦枠)を授与することも合わせて発表し、フラヌロビッチ氏は「ケガでランキングを落としたとはいえ、彼らもまたトップ選手であり、出場権を得るに値する名選手たちだ」とコメントした。
同じくケガで長く戦列を離れ、ランキングを50位に落としているドミニク・ティーム(オーストリア)も出場を予定している。
写真◎Getty Images
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