本玉真唯が代表デビュー戦に勝利、日本がインドに2連勝で勝利が確定 [ビリー ジーン・キング・カップ◎アジア・オセアニア地区グループⅠ]

写真は試合前のフォットセッションでの本玉真唯(島津製作所/左)とアンキタ・レイナ(インド)(写真提供◎公益財団法人日本テニス協会)


 女子テニスの国別対抗戦「ビリー ジーン・キング・カップ by BNPパリバ」アジア・オセアニア地区グループⅠ(4月12~16日/トルコ・アンタルヤ/クレーコート)の第1戦「日本対インド」の第2試合で、日本の本玉真唯(島津製作所:単129位)がインドのアンキタ・レイナ(単319位)とのエース対決を6-4 6-4で制して日本の勝利が確定した。試合時間は1時間48分。

 日本代表初選出となった22歳の本玉は、デビュー戦を勝利で飾った。第1試合は内藤祐希(亀田製菓:単229位)がラトゥーヤ・ボーセール(単477位)を6-0 6-4で下し、日本が先勝していた。

 この結果で本玉は、レイナとの対戦成績を1勝1敗のタイに追いついた。両者は2018年4月に甲府(ITF2万50000ドル/ハードコート)の1回戦で一度顔を合わせており、レイナが6-1 7-6(3)で勝っていた。

 日本は2020年のファイナルズ予選(2月7、8日/スペイン・ムルシア/クレーコート)でスペインに1勝3敗で敗れ、昨年のプレーオフ(4月16、17日/ウクライナ・チョルノモルスク/クレーコート)でウクライナに0勝4敗で完敗を喫してグループⅠ降格が決まっていた。

 ビリー ジーン・キング・カップは男子のデビスカップ(デ杯)と同様にITF(国際テニス連盟)が主催する女子テニスの国別対抗戦で、2020年に採用された新フォーマットでは12ヵ国が3チームによる4グループに別れて総当たり戦を行ったあと各グループの1位4チームが決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合は原則としてベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。
 
 各地域ゾーンは1ヵ所集中開催で、今回のアジア・オセアニア地区は6ヵ国(日本、中国、韓国、インド、インドネシア、ニュージーランド)による総当たり戦を行い上位2チームが来季のファイナルズ予選出場をかけた11月のプレーオフに進出することができ、下位2チームはグループⅡに自動降格となる。各対戦はシングルス2試合、ダブルス1試合の3試合によって争われる。

 日本代表を率いる土橋登志久監督は今シーズン限りで辞任する意向を表明しており、プレーオフに進めなかった場合はこれが最後の指揮となる。

※文中の世界ランクは4月11日付

アジア・オセアニア地区グループⅠ◎第1戦|日本 2-0 インド

第1試合 ○内藤祐希(亀田製菓:単229位)6-0 6-4 ●ラトゥーヤ・ボーセール(単477位)
第2試合 ○本玉真唯(島津製作所:単129位)6-4 6-4 ●アンキタ・レイナ(単319位)
第3試合 青山修子(近藤乳業:複8位)/柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス:複7位)vs ソウジャニャ・バビセッティ(複592位)/リヤ・バティア(複469位)

※オーダーは変更の可能性あり

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真提供◎公益財団法人日本テニス協会

Pick up

Related

Ranking of articles