青山修子/柴原瑛菜が中国ペアを下して日本の全勝優勝が決定 [ビリー ジーン・キング・カップ◎アジア・オセアニア地区グループⅠ]

写真は(左から)青山修子(近藤乳業)、柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)、シュー・イーファン(中国)、ヤン・ザオシャン(中国)(写真提供◎公益財団法人日本テニス協会)


 女子テニスの国別対抗戦「ビリー ジーン・キング・カップ by BNPパリバ」アジア・オセアニア地区グループⅠ(4月12~16日/トルコ・アンタルヤ/クレーコート)の最終戦「日本対中国」の第3試合で日本の青山修子(近藤乳業:複5位)/柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス:複4位)が中国のシュー・イーファン(複29位)/ヤン・ザオシャン(複32位)を6-4 6-3で退け、日本の全勝優勝が決まった。試合時間は1時間30分。

 青山と柴原のコンビはこれが6度目の代表戦だったが、戦績を6勝0敗とした。青山/柴原が昨年のマイアミ(WTA1000/ハードコート)、シュー/ヤンは今年のインディアンウェルズ(WTA1000/ハードコート)で優勝しており、ともにビッグタイトルを獲得した実績を持つペア同士の対戦だった。

 第1試合で内藤祐希(亀田製菓:単229位)がユアン・ユエ(単143位)に6-7(3) 6-7(5)で敗れたあと、第2試合のエース対決は内島萌夏(フリー:単208位)がジュ・リン(単106位)を7-6(5) 6-1で下して1勝1敗でダブルスを迎えていた。

 日本は2020年のファイナルズ予選(2月7、8日/スペイン・ムルシア/クレーコート)でスペインに1勝3敗で敗れ、昨年のプレーオフ(4月16、17日/ウクライナ・チョルノモルスク/クレーコート)でウクライナに0勝4敗で完敗を喫してグループⅠ降格が決まっていた。

 ビリー ジーン・キング・カップは男子のデビスカップ(デ杯)と同様にITF(国際テニス連盟)が主催する女子テニスの国別対抗戦で、2020年に採用された新フォーマットでは12ヵ国が3チームによる4グループに別れて総当たり戦を行ったあと各グループの1位4チームが決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合は原則としてベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。
 
 各地域ゾーンは1ヵ所集中開催で、今回のアジア・オセアニア地区は6ヵ国(日本、中国、韓国、インド、インドネシア、ニュージーランド)による総当たり戦を行い上位2チームが来季のファイナルズ予選出場をかけた11月のプレーオフに進出することができ、下位2チームはグループⅡに自動降格となる。各対戦はシングルス2試合、ダブルス1試合の3試合によって争われる。

※文中の世界ランクは4月11日付

アジア・オセアニア地区グループⅠ◎第5戦|日本(5勝0敗)2-1 中国(4勝1敗)

第1試合 ●内藤祐希(亀田製菓:単229位)6-7(3) 6-7(5) ○ユアン・ユエ(単143位)
第2試合 ○内島萌夏(フリー:単208位)7-6(5) 6-1 ●ジュ・リン(単106位)
第3試合 ○青山修子(近藤乳業:複8位)/柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス:複7位)6-4 6-3 ●シュー・イーファン(複29位)/ヤン・ザオシャン(複32位)

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写真提供◎公益財団法人日本テニス協会

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