バウティスタ アグートがダニエル太郎を下して2回戦へ「難しい試合だった」 [マヨルカ選手権]

写真はテラ・ウォルトマン・オープンでのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「マヨルカ選手権」(ATP250/スペイン・マヨルカ島/6月19~25日/賞金総額95万1745ユーロ/グラスコート)の男子シングルス1回戦で、第5シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)が予選を勝ち上がってきた日本のダニエル太郎(エイブル)に6-4 7-6(4)で競り勝った。

 ダニエルはタイブレークで一時4-1とリードしていたが、バウティスタ アグートが最後の6ポイントを連取してストレートで試合を終わらせた。

「難しい試合だった。この暑さの中では簡単ではないことは、皆が知る通りだ。バウンドは理想的ではないからね」と手首のケガを経て前週のハレで復帰したバウティスタ アグートは試合後にコメントした。

「この試合に勝つことができて本当にうれしい。僕は難しい時期を乗り越えてきたたから、しばらくプレーできていなかっただけに勝利を掴めてよかったよ。このような経験が大事なんだ。難しかった第2セットを取ってストレートで終えることができて幸運だったね」

 バウティスタ アグートは第一回大会だった昨年の同大会で8強入りしたが、準々決勝でサム・クエリー(アメリカ)に敗れていた。彼は2回戦で、ニック・キリオス(オーストラリア)とラスロ・ジェレ(セルビア)の勝者と対戦する。

 数々の成功をグラスコートで築いてきたバウティスタ アグートはツアー10勝のうち初タイトルを2014年にスヘルトーヘンボスで獲り、2019年ウインブルドンでは準決勝に進出していた。

 同日にはイリヤ・イバシカ(ベラルーシ)がエミル・ルースブオリ(フィンランド)を6-4 6-1で下し、第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が待つ2回戦に駒を進めた。

 そのほかの試合ではタロン・グリークスプア(オランダ)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したフェリシアーノ・ロペス(スペイン)に7-6(3) 7-6(3)で競り勝ち、バンジャマン・ボンジ(フランス)が6-3 4-2とリードしたところで予選勝者のアレハンドロ・タビロ(チリ)が棄権したため勝ち上がり、予選勝者のアントワーヌ・ベリエ(スイス)はフェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)を6-3 7-6(6)で倒してそれぞれ初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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