上田らむがITFツアーのシングルスで初優勝 [W15チェンライ]

写真は2020年全日本テニス選手権での上田らむ(ノア・インドアステージ)(撮影◎菅原淳)


 国際テニス連盟(ITF)の女子ツアー下部大会「ITF女子アジア/オセアニア#4」(ITFワールドテニスツアーW15/タイ・チェンライ/6月20~26日/賞金総額1万5000ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第4シードの上田らむ(ノア・インドアステージ)が予選から勝ち上がってきたタサポーン・ナクロ(タイ)に2-6 6-2 7-6(3)で競り勝ち優勝を飾った。試合時間は2時間2分。

 24歳の上田がITFツアーでタイトルを獲得したのは、リヤ・バティア(インド)とのペアで臨んだ2019年8月の台北(W25/ハードコート)以来でキャリア2度目となる。シングルス決勝での戦績は、1勝1敗となった。

 今大会での上田は1回戦でカモンワン・ブアヤム(タイ)を6-1 6-0で、2回戦でラーリチャ・カルリ(インド)を6-0 6-0で、準々決勝で第6シードの川口夏実(町田ローンテニスクラブ)を6-4 6-3で、準決勝では第7シードのアナスタシヤ・ポプラフスカ(ウクライナ)を6-4 6-3で破って決勝進出を決めていた。

 上田は永田杏里(慶應義塾大学)と組んでダブルスに第2シードとして出場していたが、準決勝で第3シードのアンチサ・チャンタ/パトチャリン・チプチャンデジ(ともにタイ)に6-3 3-6 [7-10]で敗れていた。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、Qは予選勝者

上位の試合結果

女子シングルス決勝

○9上田らむ(日本/ノア・インドアステージ)[4] 2-6 6-2 7-6(3) ●23タサポーン・ナクロ(タイ)[Q]

女子シングルス準決勝

○9上田らむ(日本/ノア・インドアステージ)[4] 6-4 6-3 ●8アナスタシヤ・ポプラフスカ(ウクライナ)[7]

○23タサポーン・ナクロ(タイ)[Q] 不戦勝 ●32アンチサ・チャンタ(タイ)[2]

女子シングルス準々決勝

○8アナスタシヤ・ポプラフスカ(ウクライナ)[7] 7-5 4-6 6-3 ●1シュン・ファンイン(中国)[1]

○9上田らむ(日本/ノア・インドアステージ)[4] 6-4 6-3 ●16川口夏実(日本/町田ローンテニスクラブ)[6]

○23タサポーン・ナクロ(タイ)[Q] 6-1 6-3 ●20スパピチ・クエアルム(タイ)

○32アンチサ・チャンタ(タイ)[2] 6-2 6-1 ●28永田杏里(日本/慶應義塾大学)

女子ダブルス決勝

○5チョンプーティップ・ジュンダカテ/タマチャン・モックーント(タイ)[4] 不戦勝 ●12アンチサ・チャンタ/パトチャリン・チプチャンデジ(タイ)[3]

女子ダブルス準決勝

○5チョンプーティップ・ジュンダカテ/タマチャン・モックーント(タイ)[4] 6-3 5-7 [10-8] ●1アシミタ・イースワラムルティ/シュン・ファンイン(インド/中国)[1]

○12アンチサ・チャンタ/パトチャリン・チプチャンデジ(タイ)[3] 3-6 6-3 [10-7] ●16永田杏里/上田らむ(慶應義塾大学/ノア・インドアステージ)[2]

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撮影◎菅原淳

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