クレイチコバ/シニアコバが4年ぶりの優勝で今季グランドスラム2冠目 [ウインブルドン]

写真は女子ダブルスで4年ぶり2度目の優勝を飾ったバーボラ・クレイチコバ(チェコ/右)とカテリーナ・シニアコバ(チェコ)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月27日~7月10日/グラスコート)の女子ダブルス決勝で第2シードのバーボラ・クレイチコバ/カテリーナ・シニアコバ(ともにチェコ)が第1シードのエリース・メルテンス(ベルギー)/ジャン・シューアイ(中国)を6-2 6-4で下し、4年ぶり2度目の優勝を飾った。試合時間は1時間7分。

 クレイチコバ/シニアコバが四大大会でタイトルを獲得したのは、1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)以来で通算5度目となる。ふたりは2018年と21年にフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)も制しており、USオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)で勝てば同ペアでの『生涯グランドスラム(キャリアを通して四大大会全制覇)』を達成することができる。

 2021年シーズンのクレイチコバ/シニアコバは金メダルに輝いた東京オリンピックを含む14大会でプレーし、6月のロラン・ギャロスと11月のWTAファイナルズ(メキシコ・グアダラハラ/ハードコート)など5勝を挙げてWTA(女子テニス協会)の最優秀ダブルスチーム賞に選出された。

 今大会でのクレイチコバ/シニアコバは1回戦でエリクサーヌ・レシェミア(フランス)/ヌリア・パリザス ディアス(スペイン)を6-1 6-1で、2回戦でアネット・コンタベイト(エストニア)/シェルビー・ロジャーズ(アメリカ)を7-6(8) 6-3で、3回戦でキルステン・フリプケンス(ベルギー)/サラ・ソリベス トルモ(スペイン)を7-6(2) 6-4で、準々決勝で第10シードのニコール・メリカ マルチネス(アメリカ)/エレン・ペレス(オーストラリア)を1-6 7-6(2) 6-2で、準決勝では第4シードのリューメラ・キッチュノック(ウクライナ)/エレナ・オスタペンコ(ラトビア)を6-2 6-2で破って決勝進出を決めていた。

 メルテンスはシェイ・スーウェイ(台湾)と組んで臨んだ昨年の同大会で栄冠に輝いていたが、パートナーを代えての連覇にあと一歩届かなかった。

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写真◎Getty Images

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