マルティッチが21歳の新鋭ダニロビッチを倒してツアー2勝目「まさにアメージング」 [ローザンヌ女子オープン]

写真はツアー2勝目を挙げたペトラ・マルティッチ(クロアチア/左)と準優勝のオルガ・ダニロビッチ(セルビア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「ローザンヌ女子オープン」(WTA250/スイス・ヴォー州ローザンヌ/7月11~17日/賞金総額25万1750ドル/クレーコート)の女子シングルス決勝で31歳のペトラ・マルティッチ(クロアチア)が予選から勝ち上がってきた21歳のオルガ・ダニロビッチ(セルビア)を6-4 6-2で下し、2019年4月のイスタンブール以来となるツアー2勝目を挙げた。

 今季の前半はツアーレベルで2試合連続で勝つことに苦労していたマルティッチだが、ウインブルドンで最終的にチャンピオンに輝いたエレナ・リバキナ(カザフスタン)に敗れたものの4回戦に進出したあと迎えた今大会で大きな成果を挙げた。

「今この瞬間に感じていることを言葉で言い表すのは難しいわ。まさにアメージングよ」と優勝の感慨を吐露したマルティッチは、「私は最初から最後まで、かなり一貫性のあるプレーをしたと思う。昨日もその前の試合でもそれができていなかった。今日の私は彼女に試合の核心に戻るチャンスを与えないよう、決して気を抜かないように気を付けていたの」と試合を振り返った。

 マルティッチはダニロビッチについて「ここに来た最初の日に予選が行われていたんだけど、センターコートの様子を観ていたらオルガがプレーしていたの。私は一緒にいた代理人に『この選手は素晴らしいプレーヤーになると思うわ』と言ったの。でも彼女はこれからというだけでなく、既にそうなっていると思うわ」という逸話を明かし、「あなたは既にツアー大会で優勝していて、以前に私を倒しているし多くの実績を残している。そしてそれはあなたにとって、ほんの始まりに過ぎないのよ」と言葉を送った。

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写真◎Getty Images

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